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韓国政府のコロナ対策「自画自賛」に自国メディアから非難の声

韓国中央防疫対策本部が13日午前、13日0時基準の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染者が12日0時基準に比べ110人増えたと発表。これで韓国国内の感染者は計7979人、死者は1人増えて計68人になったと中央日報が報じている。韓国では連日感染者数が増えてはいるものの、10日にお伝えした通りピークは過ぎたと見られている。しかし、この状況を受けた韓国政府の発言が国内メディアで批判を受けている。

韓国政府が自画自賛?

朝鮮日報によると、朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福ランキング祉部長官が「わが国のコロナへの対応が世界的な標準として定着するだろう」と自画自賛を並べ立てた翌日の9日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「新規の感染者数をもっと少なくし、安定段階に入れば、韓国はまさにコロナ防疫の模範事例として評価を受けるだろう」と発言した。

また、同日に行われた「政府合同外信ブリーフィング」の中で、金剛立(キム・ガンリプ)保健福祉部次官が「感染病拡散を阻止することに成功している」「これまでの経験と知識を世界と共有したい」と述べ、続いて李泰鎬(イ・テホ)外交部第2次官が「韓国は最高レベルの診断力量を保有している」「増加する感染者の数だけを見るのではなく、その裏の事実を見てほしい」と訴えたと朝鮮日報が伝えている。

これに対し、韓国の国内メディアは「自画自賛」「政府が美談にしている」と非難。楽観論を展開しているのではないかと指摘されている。

実際に文在寅大統領や朴凌厚保健福祉部長官らが自国を称賛した翌日に、ソウル市内のあるコールセンターで大量集団感染が発生。感染者が200人を超え、さらに感染が広がるおそれもあるとして市民に注意を呼びかけている。大邱以外の地域では最も規模が大きくなるのではとの懸念の声もある。

楽観論はまだ早いのか?

今年1月末に国内で最初の感染が確認されてから、文在寅政権の関係者らが「コロナの感染拡大は落ち着いた」といった性急な診断を下したのは1回や2回ではない。楽観論が出るたびに、新たな感染者が出ていることは事実だ。ネット上では、この報道を受け様々な声が上がっている。






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source:中央日報朝鮮日報

image by:青瓦台 Facebook

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