そんな2社のうちザ・ブルックリン・ホットドック・カンパニーはもともとは良質なホットドックを求めるレストランなどの飲食店への販売が中心だったが、コロナ禍で多くの飲食店が閉店したため受注がストップ。その代わり、スーパーマーケットでの販売や、消費者への直販・宅配デリバリーを開始したところ売り上げが、前年比300~400%も増加している。同様に、フェルトマンズも売り上げが伸びており、特に、アマゾンでの販売は前年比900%増とのこと。すごい。
なお、ザ・ブルックリン・ホットドック・カンパニーは、売り上げの10%を最前線で戦う医療関係者の方々のための食事を支援するために寄付もしている。
フェルトマンズの方も、創業者のジョー・クイン(Joe Quinn)さんの奥さんがニューヨークの病院で看護師をされていたこともあり、『ヒーローのためのホットドック』(“Hot Dogs for Heroes”)という特別パッケージを、病院で働く方々へはもちろん、地元の警察署にまで無償で届ける活動を展開。
一時は受注が止まり販売転換を迫られるなど自分たちのビジネスも大変だったにもかかわらず、誰かのために何かをできているのは本当にすごい。このホットドックメーカー以外にも誰かのために尽力されている一般人は非常に多く、見聞きするたびに、考えさせられる。
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