伝説の「超絶ギタリスト」が語る、コロナ後を生き抜くための秘訣

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ギターを弾く人なら知らない人はいないと言われるほど有名な『超絶ギタリスト養成ギプス』の著者としておなじみのハイパーマルチミュージシャンKellySIMONZ(ケリーサイモン)さんが毎号お届けしているメルマガ『ケリーサイモン「超絶ギタリストへの道」』。今回は、新型コロナウイルスの感染拡大によって危機を迎えているギタリストはじめ音楽家たちへの熱い思いをぶつけるとともに、これから人間としてどう生きていけば良いのかという根源的な問題についても語っています。コロナ後の時代、私たちはどのように生きていけば良いのでしょうか?

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ケリーサイモンが伝授。「必殺技を身につけろ!」

5月4日に緊急事態宣言が延長されたものの、ここにきていきなり自粛解除の方向に向かいつつあります。

それは当然の事で、このままで経済が持たないからに他ならないのは誰の目にも明らかですが、最も目を向けるべき日本国政府があいまいな態度で、特に明確な戦略もない状態を続けています。

飲食業をメインに観光業(ホテルなど)、エンターテイメントなど大いに打撃を受けておりますが、僕自身は身の丈を知った活動を続けてきたので特に変わりはありません。でもトータル的に考えると、今後は必ず誰しも何らかの影響を受ける事になっていくことは間違いないので「今できる事」を徹底的に見直しつつ、ついつい気力を失い緩みがちなこの時こそ、奮起して自分の将来の事を考えていくべきだと思います。

というのも、僕は2011年から全国の楽器店を回るセミナーを約8年間続けてきましたが、そこで色々思う事が多々ありました。その詳しい内容は今回もVLOGとしてYOUTUBEで限定公開させて頂いたので是非ご覧頂ければ幸いです。

まぁ30分近く取り留めもなくその場で思いついた事を話しているので改めて考えてみましたが、やはり「必殺技」というのは僕には音楽でありその中でも演奏と楽曲という2つの大きな武器があります。

さらに速弾きだったりスローなメロディでの情感あふれるプレイなど、色々といえばキリがありません。というか、それだけ言えるものを持っているという事です。

正直、音楽なんて娯楽や道楽だと僕も思っていますが、だからこそ僕は一生懸命自分がなぜ生まれてきて音楽を選んでこうして生きてきたのかを考えてきました。

そこからは逃げる事は一切なく、自分自身の技術や可能性を磨きつつ、常に本当に何がやりたいのかを悩み考えてきたのです。

楽しくやろうぜっていう感じというよりは、やっぱり色々と考えてきた方ですかね(笑)。

30代からはギターを本格的に教えるようになり、それも覚悟を決めて一人でも多くの若者に僕のこのこだわりを伝えたい一心でやって参りましたが、お陰様で素晴らしいギタリスト達が今も活躍しています。

でも結局、それは元々彼らが持っていたポテンシャルを発揮しただけであって、僕が何かしたからではないと思います。それでも若い頃に僕のエネルギーを感じ取ることはとても大切だったと思いますし、別に理論や化学で証明するものでもなく、間違いなく僕の持っている、人のパワーを引き出す力が何らかの影響を与えたとは思っています。

教えるという事は細かいテクニックを解説する事ではなく、自らの感性をフルに使って目の前で起こる信じられない現象を体感する事だと思うのです……。僕のプレイは若い彼らにとってかなり衝撃があったでしょうし、それを目や耳だけでなく、その現場の空気を含むすべての現象を肌で感じる事で人としてのレベルアップが相当はかれると思うのです。

これは「超絶音学塾」でも、オンラインレッスンと対面レッスンでは大きな違いがあると、直接教室にいらっしゃる方は皆、口をそろえて言います。それは当たり前の事であって、人間は目に見えるレベルの世界なんてほんのちょっとで、「ムード」とか「雰囲気」という言葉どおり人間はあらゆる気を放っています。

まぁ「生理的に嫌い」という言葉がありますが、あれに関しては僕はちょっと疑問に思いますがね(笑)……単純に自分が気にくわないとすぐに言葉にしてしまうような人たちが多いような気がしますが、そういう人は自分自身もそういった気を放っているのだと思います。

特にメディアの印象操作にすぐに飲み込まれるような人は、やはり自分の信念というか観念が明確でないために、常に世の中にあふれる情報に左右されてしまうのだと思います。

楽器が上手くならない人にも当てはまりますからね(笑)。

まぁすべては教育ですから、日本の教育システムでは残念ながらそういう風に仕向けられるというか、従順な人ほど気の毒ですが人にコントロールされやすい人になるのではないかと思います……。僕は常に先生に対しても懐疑的でしたし、嫌な子供だったんでしょう(笑)。

ただ、こう言った大きな問題が起こった時、政府に対する批判や自分勝手な行動をとらない人が多いのも、この全体主義的な観念のお陰なので一概に駄目だとは思っていませんが、逆に政府を批判する人はさほどいないにもかかわらず、一般人への圧力はなかなかのもので、魔女狩りの様な自粛警察の行動には辟易します。

とにかく今後、自粛が解除されていく中、また感染者が増えたとなると自粛が再開されたり、中々面倒な事が続くと予想されます。どんな職種の人たちも全く影響がないという事はないでしょう。

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人間は知らなければ何も分からないのです。山奥で育った人間は恐らく生き抜く術だけは本能的に(動物ですから)学べますが、知恵は全くないまま育つと思います。

なので、今こうしてネット社会で多くの人が他人を罵倒したり貶しめたりしているのは、明かに小さい頃から自分の近しい人間、つまり親を見て育ってきたからだと思います。

僕は、教育はやはり学校も大事ですが、何より家庭にあると思っています。

優しくて怒ると怖い父親、その怖い父親がかなわない母親、という関係の元に育った僕は本当に恵まれていたと思います。

いろいろな人を見てきて、より一層そのように思うのです。

全ては教育です、教育は洗脳と同じことであり教育する側にも相当の責任が伴うという覚悟が必要だからこそ、子育ては本当に甘くはないでしょうし大変な事だと思うのです。

とはいえ、すでにこれだけ育ってしまった我々ですから(笑)、今さら後戻りも出来るわけではありませんので、今からでも精一杯しっかりと自分の人生を見つめなおして、この先の変化に出来る限り順応して生きていこうじゃありませんか!という事です。ちょっと急な話ですがね(笑)。

過去は変えられませんが、僕たちは過去に生きているわけではないという事です。

今この文章を書いている時点で、すでにこの文章は過去になります。だからそれはもうそれで良し!ということで、次なるステップへ向けてポジティブに構想を練り続ける事が大切です。

ひと昔も、さらにその昔も、もうどうしようもありません……。もちろん過去に犯した過ちなどは自分をずっと支配したり後悔の念が消える事はないかもしれませんが、誰もが今から先を生きねばならないのです。

今から直ちに人に迷惑を極力かけないように気を配りつつ、それでも人は迷惑をかけてしまうものですから、それは仕方ないとして自分が正しいと思う事をし、誰かのために役立つ行動をする事が大切です。

自分を大切にしながらも、自分ならこれで役に立てる!というものが人には必ずあると思うのです。

それを直ちに始めていくのです、僕はただただ音楽が好きだから続けてきましたが、やはりそれが仕事になってからは誰かのために役立つからこそいい楽曲を作り、良い演奏をして、人の心を少しでも元気づけたり癒したりできたらと思ってやってきました。なかなか一朝一夕には出来ないものですが、だからこそ今から直ちに始めないといけないし、すでに僕にはある!という人は、さらにそれを磨き続けなければならないのです。

それがこの世に存在している(生きている)という意味だと思います。

深く考えても何も解決しません、人間は行動して結果を得て初めて学ぶものです。

それが良かれ悪かれ行動した結果であるので、気にする必要もなく、いかにして行動したかという事と何故その結果が思うようにいかなかったのかをよく考えるべきです。

それに、答えは一つじゃありませんしね。常に自問自答しながら自分の納得できる回答を見つけ出せばいいと思います。

死んだら終わりですが、その先の世界なんて誰にも分からない事ですから、とにかく自分の心に正直になり、その思いに忠実に行動に移して日々を過ごして参りましょう。

「今日はなんもしたくない」と思えば無理する必要はないと思います、世の中あまりにせわしないわりに何も新しい事を生み出さない世界になっていく一方だっただけに、今回のコロナ問題はそれをいったん止めて考えてみてはどうか?という啓示だと思えばいいのです。

世界の工場が1ヵ月止まっただけで世の中の空気はとてもきれいになりました……。空気が良くなったせいで花粉症が出なかったという人もたくさんいるようですし、手洗いうがいを習慣づけた事によってインフルエンザは相当数、抑えられています。

メディアの情報はしっかりチェックしつつ、全てを鵜呑みにせず自分を一番信じる事で、他人に左右されない冷静に判断できる感覚を養い、自分自身で予防できることは全て行って、心を穏やかに免疫力を高める事で、自分がどうすべきか見えてくることをしっかりつかみ取って行動すれば、必ずそれが貴方の必殺技になる!と僕は思います。(メルマガ『ケリーサイモン「超絶ギタリストへの道」』より一部抜粋)

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Kelly SIMONZ(ケリーサイモン)この著者の記事一覧

0001558135cリットーミュージックムック「超絶ギタリスト養成ギプス」でお馴染みのハイパーマルチミュージシャンKellySIMONZ(ケリーサイモン)が、教則本やブログではまだ明かしていない、より深く切り込んだギタープレイに関するアドヴァイスやメルマガ限定動画などで解説。さらにはメルマガ限定の新旧様々な音源なども紹介していきます。

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