韓国に迫られた踏み絵。「中国包囲網」G7招待で選ぶは米か中か?

2020.06.01
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by 編集部サトシュウ
トランプ&中国G7②
 

6月中の開催を目指していた先進7カ国首脳会議(G7サミット)を9月以降に延期する意向を明らかにしたトランプ米大統領。同時に、日本など正規の参加国に加えてロシア、韓国、オーストラリア、インドの各国を招待する考えを示したと時事通信が伝えている。そこには「中国包囲網」を狙うトランプ大統領の思惑が透けて見えてくる。

米中対立激化で選択を迫られる韓国

トランプ大統領はG7を「時代遅れの集まりだ」と述べ、新たな枠組みを構築する必要があると指摘。1977年から始まったG7は、米国とドイツ、フランス、英国、イタリア、カナダ、日本の先進7カ国の国際会議。1998年にロシアも含めG8となったが、2014年にロシアはクリミア半島併合で参加資格を剥奪されている。

なぜ、今回ロシアや韓国、オーストラリア、インドの各国を招待しようとしているのか。これには明らかに中国を孤立化させる狙いがあるとみられ、大統領報道担当官もこのサミットで中国問題が話し合われるとの見通しを示したという。

このG7招待に、嬉しいけど困ったというのが韓国だろう。米国の同盟国とはいえ、経済面や北朝鮮問題で中国の影響を大きく受ける韓国。今回のサミットの枠組みは、明らかに中国包囲網を狙うものと見られ、韓国はまさに米か中か、踏み絵を迫られたことになる。

聯合ニュースによると、韓国青瓦台(大統領府)の高官は事前に米側から要請はなかったとした上で「今後、米国側と協議する必要がある」と話したとしている。

韓国は中国が可決した香港への国家安全法問題でも、米国から対応を求められたばかり。トランプ大統領からプレッシャーを与え続けられている。G7へ招待枠での参加となれば、より激しい踏み絵を迫られることになるとみられ、韓国は難しい立場に立たされている。
●韓国の板挟み。米中に睨まれた隣国は香港問題でどちらを選ぶのか

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