家事をする必要なんかないと考えてしまう非協力メンバー。それにはソレナリの理由があるんですよね。その多くは
- 家族関係のまずさ
- 家事経験のなさ
だろうと思います。
家族関係がそもそも悪い家庭の場合、家族と同居していても他者のやることに関心はないし、むしろ干渉(?)しあいたくないですよね。言葉を交わすとハラが立つから、あんまり挨拶もしない、みたいな。
こういう前提で数ヶ月数年暮らしているんです。そんな状態で、どうして今まで自分がやらなくてよかった
- 家事をやる必要がある
と思えるでしょうか。家族関係が悪い状態の中での家事負担とは、まさに忍耐を持って堪え忍ぶべき
- 損害
なんです。
仮に他の家族メンバーがそんなに家族関係が悪くないと思っていたとしても、非協力メンバーにとっては家族関係が悪いんですよ。非協力メンバーの心に映る家族像とは
- 顔を見たくない
- 口を利きたくない
- なにかしてあげたくない
- まだ謝ってもらってない
- 自分の苦労はなにひとつ分かってもらえてない
そんなヒトたちの群れなんですよ。こんな状態で「自分が使った食器くらいシンクに戻して」と言われて素直にそれもそうだと思う人はいないでしょう。なんで自分がと思う方が自然なんじゃないでしょうか。
家事に非協力なヒトの思考の根底にあるのは、自分が所属している家族というグループへの愛着のなさなんです。
もうひとつ、原因として考えられるのは、
- 家事スキルが低すぎる
ということです。これについては、それほど説明しなくてもいいのではないかと思います( ̄∇ ̄)
- そもそもそういう家事があることが見えていない
- ツールがどこにあるか知らない
- 家事の手順が想像もつかない
- 手際が悪い
- 認識力が低いので、やり残しが多い
……。
このくらいにしておきますが、こういうことはありますよね。個人的には、この理由の方がずっとアプローチしやすいと思います。これって要するに
- 新人バイト♪状態
なわけですから、手取り足取り、諭して褒めて、繰り返しやらせるだけなんです。
- 道具がどこにあるのか
- 手順はどうなっているのか
- やり終わったとはどういう状態か
- どこをチェックすべきか
- 片付けはどうするのか
- だいたいの所用時間
このくらいのことは、新人バイトさんに教えると思うんですよ。なので、同じように
- 教えるしか
ありません。ここでは、例の言い古されたヤツ、
- 見れば分かるはずでしょ
は、言っちゃあダメです。見て分かるとは、すでに家事に対して認識力のあるレベルで、実はこれができるのは既に初心者ではありません。見ても分からない人を初心者というんですよ、むしろ。
あ、これ、年齢はカンケーないですから。やって来なかったのなら何歳になっていたって、認識できないし家事もできませんから。いや、あの、義母がわりかしこのタイプなんですよね。義母って、当然ですが後期高齢者くらいの年齢なんですが家事が嫌いなために、
- 家事への認識力が低い
んです。これでイイやと思っているってことです。これはもう、やってもらおうと思うなら
- 教えるしか
ありません。洗濯もののたたみ方とか、教えたら、ソレナリには出来るようになりましたよ。ソレナリだけど( ̄∇ ̄)
家事をやってくれないあの人。その振る舞い自体に一喜一憂するより、その背後にある家族観とか認識力とかにフォーカスしてみた方がいいのかもしれませんよ。
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