(2)運動系アプリでバーチャルイベント
ストラバやナイキのランアプリの他にマップマイライドやマップマイランなど数えきれないほど運動を計測するアプリがあるが、そういったアプリを使って、今年は多くのマラソンレースがバーチャルランに変更されている。
これは、指定された期間に指定された距離を走るレースでアプリで計測した記録を投稿することで参加完了となる。日本でも札幌マラソンをバーチャル開催にすると発表されたばかり。
● 札幌マラソンはオンラインで開催
ちなみに毎年7月に開催するフランスの自転車レースのツール・ド・フランスは本大会を8月末に延期し、さらに、本来開催する予定だった7月にズイフト(Zwift)という屋内自転車計測アプリを使った同大会史上初のバーチャル大会を開催している。
● 公式サイト
● ズイフトで「バーチャル ツール・ド・フランス」が7月開催 ベルナル、フルームら出場
ズイフトは屋内で計測器をつけた自転車や室内用ランニングマシーンを使って仮想現実内のコースを走ることができるサービス。他のランナーやサイクリストのアバターもあるので、まるでたくさんの人たちと走っているような感覚になる。ランダムに参加者にいいねを押す機能もあるし、グループ参加もできる。
少し細かい話になるが、自転車で数台連なって走る際に感じる風の抵抗も反映される(ズイフトが販売する計測器をつける必要がある)。本格的に自転車をトレーニングしたい人も満足できるものとなっている。ちなみにズイフトからプロの自転車レーサーになった人もいるくらいなので、バーチャルイベント開催でプロへの道など可能性は広がっていくかもしれない。
また、ツール・ド・フランスのバーチャルレースでプロ選手が走ったコースをアマチュアでも走れるというものもあったりして、バーチャルだからこその新たな体験ができるのも非常に興味深い。
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