【鍼灸師が指南】暖房で弱った身体を潤す4つの食材レシピ

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カラダの熱取りレシピ

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.099(2015/01/16号)

風邪をひいたり外気の乾燥や温かい室内でカラダに熱がこもることがあります。さむい・さむい冬ですが、余分な熱取りをすることで快適に過ごすことができます。

・発熱後・解熱時

消化に時間のかかる冷ごはんや乾麺は消化器での停滞時間が長いです。消化器に滞在中にカラダの熱を奪う作用があります。カラダの熱を取りのぞく冷ごはん・乾麺のうどんやソバ・そうめんは、あたたかくして食べる事で発熱後の解熱をうながします。

・暖房の熱で肌やノドの乾くとき

一度炊いたご飯を冷ますことで熱性の強いご飯が冷ます性質をもつようになります。冷ごはんの雑炊は水分をたっぷり含むのでカラダを内側から潤します。また、大根や葉物の野菜(白菜など)をくわえることで、胸にこもる熱や熱のこもる血行を冷ます働きが取りこめます。 大根入りの葉物野菜雑炊で暖房対策をしましょう。

・のぼせ・イライラ・便秘・手足のほてり

水菜・春菊・三つ葉・シャンツァイなど香りと苦みのあるハーブを加えたあたたかい乾麺のうどんは体内やカラダの表面のこもった熱を冷ましながら、カラダの芯を温める働きがあります。お出汁の味付けが塩気で濃くならないようにするのがオススメです。味が濃いようなら大根おろしやワカメなどの海藻類をトッピングするのもよいです。

・のぼせ・乾き・疲れがつづくとき

鏡餅のような乾いた餅を使った雑煮がオススメです。餅はカラダを滋養する働きが強く・カラダの芯から温めて疲労を回復します。つきたての餅よりも熱性が少ないのでカラダに熱をこもらせる作用がへらすことができます。ポイントは薄味で野菜を多めにすることです。

 

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.099(2015/01/16号)

著者/のぶ先生
臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。≪無料サンプルはこちら≫

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