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寝ないためじゃなく寝るためのガム。不眠に「よく噛む」が効く理由

目覚めが悪かったり日中の眠気がひどかったりという方、もしかしたら普段の「食事」に問題があるのかもしれません。心当たり、ないでしょうか。今回の無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者の倉橋竜哉さんが、誰でも今すぐ始められる、良い睡眠を取るための食事法を紹介しています。

睡眠と噛むこと

実は野球にはあまり詳しくない倉橋竜哉です^^;

「球団によって、ガムOKのところがあるんです」という話をされていたのは、スポーツトレーナーをされている方でして、プロ野球でバッターボックスに入る外国人選手がガムを噛んでいる姿が話題になったことがありました。

その姿を見て真似をする日本人選手や、野球少年が出てきて「ガムを噛みながらやるなんてイカン!」「教育上よろしくない!!」ということで「試合中はガム禁止」論争みたいなものがありました。

現在はどうなのか…というと、プロ野球は球団によってちがうそうで、試合中はガム禁止の球団もあれば、ガムOKの球団もあるとのこと。千葉ロッテあたりは、ベンチにいろんな種類のガムやチョコレートが並んでそうですよね。北海道日本ハムあたりは、ガムはダメだけど、試合中のハム・ソーセージならOKかもしれません。

…スミマセン、適当なイメージです(おい!)。

ガムを噛みながらバッターボックスに立つ姿が美しいのかどうかは置いておいて、なぜバッターがガムを噛むのかというと、「緊張の緩和効果」「リラックス作用」があると言われています。ガムを噛むこと、つまり咀嚼(そしゃく)することで、副交感神経が刺激されて、心身がリラックスモードに入ります。緊張がほぐれることで、ヒットやホームランを打ちやすくなる、と。

私なんかがマネをしたら、ガムの味に意識がとられて「この梅ガム、うめーなぁ…梅だけに!」なんて思っている間に、3ストライク取られていそうですけどね(おいおい!)。

それはさておき、よく噛むこと、しっかり咀嚼をすることは、単に食べ物を噛み砕くだけではなく、精神的なリラックスをもたらす作用があります。自律神経の副交感神経が優位になるということもありますし、咀嚼運動が、セロトニンという幸福感のホルモンを出しやすくする効果もあります。

【ヒント】毎日が幸せ(セロトニンについて)

この「よく噛む」というのは、睡眠にも深い関係がありまして、副交感神経が優位になると、眠りにつきやすくなりますし、逆に、あまり噛まずに飲み込むと、胃腸での消化に負担がかかってしまい、眠りが浅くなります。

噛むのは、食べ物を細かく砕くだけでなく、消化に役立つ唾液も出しますので、柔らかい食べ物だから噛まなくても大丈夫…なんて思っていても、唾液が少ないと胃腸への負担が大きくなってしまいます。胃腸の負担が大きくなると、脳への血流が減るので睡眠の質が下がります。

改めて言うまでもない話ですが、良き睡眠が取れれば、日中の生活レベルがあがり、あまり寝られずに、眠気をこらえて日中を過ごすことになると、生活レベルは下がります。良き睡眠を取るための方法は、いろいろありますが「よく噛む」ということも、その一つになります。

これをお読みのあなたは、食事の時によく噛んで食べていますか?柔らかいものばかり食べていたり、あまり噛まずに飲み込んだりしていませんか?

もし目覚めが悪かったり、日中に眠気がひどかったりしてそういえば食事の時にあまり噛んでいないな…と思い当たるようでしたら、次の食事からでも「よく噛む」を実践してみてください。

よく噛んで、よく寝て、よき一日となりますように。

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします

「今朝はよく眠れましたか?」

image by: Shutterstock.com

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【著者】 倉橋 竜哉(日本マイブレス協会) 【発行周期】 毎朝コツコツお届けします

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