小学1年生の育児は「壁」の連続。何をどう乗り越えればいいのか?

 

3.夫婦で役割分担を!

学校行事やPTAの参加が平日日中に行われたり、ワーママのワンオペになりがちな夕方以降負担感が増えるためか、これまで育児を一緒に行っていたパートナーの協力が少なくなりがちです。

けれども、一人で抱えこむことがないよう、工夫をしましょう。平日は、夫婦で出社時間をずらして朝は父親担当、夕方は母親担当とする家庭も多いようです。平日どうしても母親に負担が集中してしまう場合は、土日に一人時間をもらうなど、定期的にリフレッシュを心がけまょう。

4.ネットワークを作る

実家やご近所、ママ友とのネットワークを作りましょう。特に育児を分担できる人がいないシングル家庭や、単身赴任家庭の場合は必須です。実家に頼れないと言う方も多いと思いますので、できればご近所とのネットワークを太くしておきましょう。例え、ご近所に同じ年頃の子どもがいなくても、案外「子育てが懐かしい」と楽しみながらご協力して下さる方もいるものです。いずれにしても助け合いながら地域で子育てをする環境を作っておけると心強いですね。

5.アウトソーシング

家事の代行やファミリーサポートを利用することも考えましょう。こうした外部のサービスは、一般的な家事代行の他に、子どもと一緒に夕飯を作ってくれる食育要素も取り入れたサービスもあります。また、ファミリーサポートは、全国の市区町村が運営していますので、利用のため『依頼会員登録』をしておきましょう。

◆企業へ提言

今の平均出産年齢は30.7歳です。そのため36~40歳あたりに子どもが小学校にあがります。この年代は、キャリアとして管理職の手前です。このときに働き続けられる環境がないと、せっかく育てた人材が流出してしまう恐れが有ります。

育児だけではなく、介護や自身の体調といった様々な事情を抱えながら働く人が増えています。企業は、働き続けられる人材を増やすために、プライベートな問題として片付けるのではなく、プライベートのフォローやそのサポートが必要です。

また産休・育休を、キャリア途絶ではなく、ちょっとした合間と捉える企業風土も醸成し、相談できる場所やコミュニティーを作ることも有効です。

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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