なぜ高校の校長は最後の授業で生徒たちに親の手を握らせたのか?

 

人間として生まれて一番身近な、一番大切な存在って親じゃないですか。親は選べません。親も子は選べません。ならばそれをきちっと固めるしかないじゃないですか。

後漢の書に「孝は百行の本。衆善の始なり」とあります。

親孝行は諸々の行いのもとであり、諸々の善きことの始めである。昔よく言われた言葉をいまはすっかり忘れてしまっている。

結局、教育とは何なのかと突き詰めて考えてみると、それは自分自身の生き方であり、在り方ですよ。その生き方、在り方が生徒に反映していく。「大人の生き方、在り方=大人の教育力」ですね。子育ても同じでしょう。「親の生き方、在り方=親の子育て力」。

人生とは何なのか、人間はどういう生き方をすべきかという価値観をきちんと持っている、そういう人はきちんとした子育てをする。だから自分がどういう生き方をしているか。それを大人は常に自問しなければならないと思います。

(本記事は『致知』2011年1月号 特集「盛衰の原理」より、大畑誠也氏の「教育は感化なり」を一部抜粋・編集したものです)


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