なぜ育児のプロは我が子に中学受験をさせず公立中学に入れたのか?

 

むっちゃんさんも「(中学受験を考えれば)学校の授業と宿題だけやればOKとは言えなくなってしまう気がして…」と書かれていましたが、まずは「何のために私立中学を受験するのか?」を明確にしてほしいのですね。それが「その学校にやりたい運動がある」や「良い先生がおられる」でも「高校受験をしなくてもいい」でも構いません。もちろん「安心した環境で過ごさせたい」でもいいのです。

でもただ「優秀な学校だから」などのように合格だけを目的にしないで欲しいし「私立だからいじめなどないだろう」と考えるのも違います。実際、入学してみたら勉強の成績でマウントを取る子がいたり、優秀な事を鼻にかけてバカにされて嫌な思いをした、というケースもありますからね。まずはその学校に何を求めるのかを明確にして、その上で合格した後も通えるか?を考えてほしいのです。

ですが入学試験がありますから、その対策(試験勉強)は必要です。「学校の授業」と「宿題」は、その学級の進み方には充分でも、子供達の学力を比較して合否を判定する試験には対応できません。ですからもし中学受験をする為には、それなりの準備が必要ですし、何より本人に「勉強しなくちゃ!」の意識が無ければならないのですね。その為にも「何の目的でその学校に行くのか」を子供に話してあげる必要がありますし、高すぎる壁でないかどうか?は親がよく見てあげてほしいです。

そう言えば、私の一つ年下に耳の不自由な子がいて、その子の親御さんはまさしく「いじめや差別のない学校」を求められたようです。彼も私と同じバレーボール部でしたが体が大きいこともあってアタッカーとして活躍してくれて、先輩後輩関係なく一緒に町に遊びに行ったり、彼の家に行ったりもしました。大人になってからも泊りでスキーに行った事もありましたが、彼のお母さんが「この中学に入れて本当に良かった」と言われていたことを思い出します。

きちんと比較してみると、それぞれ特徴をもった学校がありますから、是非、よく調べて決めてあげて下さいね。ご参考になりましたら、嬉しく思います。

image by: Shutterstock.com

石神明生この著者の記事一覧

子育て・育児の悩みを解決された生の声をお届けしています。あなたの子育ての悩みの解決になるようなヒントや、あなたの気もちを楽にしてくれるお話など、きっと参考になりますよ。まぐまぐ大賞、生活情報部門、第1位を頂いたメルマガです♪

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 幸せなお母さんになる為の子育て 』

【著者】 石神明生 【発行周期】 毎週日曜

print
いま読まれてます

  • なぜ育児のプロは我が子に中学受験をさせず公立中学に入れたのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け