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家族の一員だから。災害避難時の「ペットの居場所」はどこがベスト?

自然災害が頻発する昨今ですが、一緒に暮らしている「ペットの防災対策」については万全と言い切れるでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、お勧めの猫用防災ケージを始め、ペットと避難できるよう最低限準備しておくべきものを列挙。さらに避難所がペットを受け入れてくれなかった場合に力強い味方となってくれる存在についても記しています。

ペットの防災

さて、本日はワンコやニャンコのお話。

今年の夏も災害が多かったですね。温暖化のせいで梅雨と夏、秋雨前線のころは非常に危険な季節になりました。

災害への意識も高まり、いろいろ準備をされているご家庭も多いと思います。そこで、これについても是非準備して欲しいのが

です。東日本大震災やその後繰り返された大災害で、飼い主が連れていってやれなかったペットたちがニュースに取り上げられましたね(T-T)

ワンコラバーとしては、いや、ニャンコラバーでもあるんですがなんとか一緒に連れて行きたいですよね。

ところが、避難所にはそもそもペット用のケージが足りないんです。ペットを置いておける場所、安全を確保できる場所がケージです。まあ、災害時には大混乱なわけで、たくさんの物資が不足しますからね。ペット用のケージも例外じゃありませんよ、そりゃ。

ところが、これが重いんですよね。あんなもの、緊急時に持っていけるはずがありません。ところが、最近は災害時のペットをなんとかしようという活動や団体が出てきていて、こんなものを見つけました。

一緒に避にゃん

猫用のケージです。良く考えられていますよね。犬用はないんですが作ってくれないかしら。

また、ケージ以外に、下くらいは準備しておいた方がいいですよね。

写真については、トリミングやシャンプーしたてのキレイな時のものではなく、出来るだけ

感じが出ているヤツがいいんだそうです。なにせ災害時ですから。人間も人も汚れているんですよ。首輪や服などが汚れていたりすれば取り外される可能性があり、写真と落差がありすぎて判別できなくなるんだそうです。うん、分かるかも。

人間だって、結婚式とか成人式のときの写真を持ち出されて人捜ししようとしても上手く行かなそうですよね( ̄∇ ̄)

もうひとつ、今年一緒に旅行に行ってみて思ったのが

です。いつもと様子が違って、しかも避難所ではペットは飼い主の傍にはいられず、離れた場所に繋がれてしまいます。なので、ペット的には、もう

なんですよ。で、吠えちゃう。鳴いちゃう。騒いじゃうんです。これをなんとか宥められるものがあるといいと思います。犬猫を嫌いな人たちからすると、耐え難く、トラブルのモトになりかねませんから。

これが何かはペットに依るでしょう。オモチャかもしれないしサプリかもしれない。我が家のワンコの場合

でした。いや、これでケージの前面を覆うんです。外の様子が見えすぎると興奮してしまっていたのですがそれが遮断されることで落ち着きました。

これだけやっても、ペットを受け入れてくれない避難所がほとんどです。これはキツい。このため避難所に入らずクルマで過ごす方もたくさんいるようです。

このときチョー助かるのが、

です。同種の動物の飼育経験があるでしょうから細かく説明しなくてもだいたい分かってもらえますもんね。

ただ、この友達は作るのが難しい。相手の家の事情もあるし、住んでいる場所やそこまでの輸送もある。いてくれたらホントにベストだけど、誰にでも出来ることではない気もします。まあ、他の準備と合わせ技で少しでも良くするためのものという位置づけでしょうか。

ペットも災害の被害に遭う。一緒に避難できるよう、なんとか準備しておきたいですね。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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