少年マンガの「罪」
自分は少年マンガやバトル漫画が好きなのですが、唯一あまりよろしくないと思う演出があります。それこそが「ピンチの時に仲間が助けてくれる」というシーンです。
敵との戦いでやられそうでピンチになった時、キーンと何かが飛んできて、何だ!?と思ったら助けに来たぜ!と仲間や恩人が登場する。こういう展開が結構あります。
しかしマンガは現実ではあり得ない世界を劇的に描いているため面白いのであって、現実においてピンチになったとき、期待通りに仲間が助けに来てくれることはほぼありません。
ところがこの漫画のすり込みにより、仕事で困ったときに誰かが手伝ってくれたり急に上司の心が変わって自分のことを助けてくれたりということを期待してしまうのではないでしょうか。
その他力本願により自分の努力が減ってしまい、上手くいかなくなることも考えられます。
本当の「助け」になることとは?
これは勉強や仕事においてはもちろんのこと、恋愛などの人間関係でも同じです。
相手があまりにもネガティブな行動を取るとき「いつか変わってくれないかな…」と漠然と期待したりするのではなく、相手がどんな状態でも全く関係なくなるよう、自分自身の仕事などを頑張る。または自分が心安らかに過ごせるコツを見つける、等のように考えてみましょう。
あなたが助けてほしいと考えているとき、他人も同じようなことを考えているかもしれません。他人も助けてもらうことを期待しているということは、あなたのことをさらに助けよう、という気持ちの余裕を持っていない可能性が高いです。
自分自身の力で突き進んでいこう、という意識が、何よりもあなたの助けになるんですよ。
というわけで何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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