謝罪のプロが推測。木下“ひき逃げ”都議の会見で利益を得たのは誰か?

2021.11.27
 

ホームズの「利益を得る人物」に倣った推理

私はマスコミ報道でしか実態を知りませんが、いつも頭を過ぎるのはシャーロック・ホームズの言葉「The only man who really profited by the incident」です。誰が利益を得るのかということです。

ということで以下はただの推理ですから、お間違えなく。

木下氏は家族にも危機が及んだと、世間の対応を批判しました。悪いのは過剰報道のマスコミだという批判も随所に満ちあふれています。私は木下氏が、このような戯れ言をいうために会見するほど愚かだとは思いません。

本人が全否定している議員報酬というお金のためだと考えるのが自然です。私はむしろシングルマザーとして生活を第一に考えてしまいましたと、率直に金目(石原伸晃風)だと認めてしまった方がまだましなのにと思いました。

ということは、誰かが木下氏に金銭的に補償してあげたら、これだけの批判の嵐で家族も危険にさらされる環境を終えられるのでは?もう遅すぎる気もしますが、粘れば粘るほどお金が入ってくるので、一応ねばるのは理には叶います。

ではその補償に値する金銭が得られれば、辞職は可能だし、こうした中身ゼロの会見でも自分のプライドを満たし、多少なりとも溜飲を下げる発言もできます。この苦痛から逃れられるなら、億は無理でも数千万?もしかしたら1,000万以下でも、お金をもらえるならさっさと逃げ出したいのが普通ではないかと思います。

その程度の金額を渡すことができる人物はいないのでしょうか。そのお金を払うことで、辞職に導き、自らの存在感をアピールできたら、高いお金だとは思わない立場の人はいないでしょうか。

果たして真相は。

image by : 都民ファーストの会 - Home | Facebook

増沢隆太

増沢隆太

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「謝罪のプロ」として著名人記者会見のたびにテレビ、ラジオ、新聞でコメントしまくるコミュニケーションのプロ。ロンドン大学大学院では戦争研究を行い、帰国後外資系企業数社でブランドマーケティングを担当した。その後、人事コンサル会社勤務を最後に独立し、人事・経営コンサルタントとして活躍。現在は講演、企業研修、大学生向け講座などで全国を回るほか、東京工業大学の特任教授も務めた。

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