プーチンが扉を開いた「戦争の時代」が“日本の時代”と断言できる訳

 

このように米欧日と中露の東西の分離の時代になってきた。戦争の時代でもある。この戦争経済の時代を構築しないといけない。

この戦争の時代は経済より軍事・安全保障優先の時代であり、米国が一番強いことになる。米国の復活である。そして、戦争経済では、最先端の軍事技術が必要である。

斎藤製作所のラジンコン・エンジンは、ロシア軍のドローンに搭載されるなど、この分野でも世界的な企業である。ロシア国内から飛ばしたドローンがクロアチアまで飛んでいる。

このような日本企業は多くあり、日本の物作りは軍事技術に直結するのだ。これからは、無人のドローンや戦闘車両の時代であり、飛行時間の長いドローンや車両の需要が大きくなる。中国製ドローンは飛行時間が少ない。

政府も戦争の時代であることを見越して、企業と一体で戦争の時代の産業のあり方を構築することである。企業も経済的優位性やコスト優位性などに目を向けるのではなく、戦争時・緊急時などでの企業継続性を視野に事業を構築してほしい。それを政府が援助することであり、専制主義国でビジネスをする企業に対しては、ビジネスを止めるような法律を作るべきである。

戦争の時代は、日本の時代でもある。中国の経済制裁が遅かれ早かれ、徐々に厳しくなり、民主主義国陣営のモノ作りは、日本や民主義陣営にいるなら韓国になる。中国陣営になるなら韓国はオミットになる。韓国は米国を選ぶか中国を選ぶかの選択をする必要に迫られる。

さあ、どうなりますか?

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image by: SV_zt / Shutterstock.com

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