なぜ、今川焼きにハムや野菜を入れたのでしょうか。
30年前、「つぶあん」と「カスタードクリーム」だけを販売していましたが、消費者は甘いものから離れつつあり、このままではお店が潰れるかもしれないと考えた店主が、ご飯代わりにもなるような今川焼きを誕生させたのです。
これが人気となり、お店の代表的な商品になっていきました。
そこからじわりじわりと浸透し、いまでは5店舗+キッチンカー1台にまで拡大。鯖江のご当地グルメと呼ばれるまでに成長しました。
さらに、SNSやYouTubeにより情報は拡散し、いまや全国からお客さまが訪れるように。
甘いものをおかず系に進化させたのは、素晴らしいアイデアです。「サラダ焼き」というネーミングも女性受けします。
ちょっと変わった今川焼きが、地方で静かに誕生し、その地域で愛されるようになり、ご当地グルメとして定着しました。
まだまだ成長の余地はあります。今後、お店も増えることでしょう。
しかし、全国展開などせずに、あくまでご当地グルメとして、その場所にあり続けて欲しいと思います。
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