ただの今川焼きがなぜ大人気となったのか?消費者の心を掴んだあるものとは

 

なぜ、今川焼きにハムや野菜を入れたのでしょうか。

30年前、「つぶあん」と「カスタードクリーム」だけを販売していましたが、消費者は甘いものから離れつつあり、このままではお店が潰れるかもしれないと考えた店主が、ご飯代わりにもなるような今川焼きを誕生させたのです。

これが人気となり、お店の代表的な商品になっていきました。

そこからじわりじわりと浸透し、いまでは5店舗+キッチンカー1台にまで拡大。鯖江のご当地グルメと呼ばれるまでに成長しました。

さらに、SNSやYouTubeにより情報は拡散し、いまや全国からお客さまが訪れるように。

甘いものをおかず系に進化させたのは、素晴らしいアイデアです。「サラダ焼き」というネーミングも女性受けします。

ちょっと変わった今川焼きが、地方で静かに誕生し、その地域で愛されるようになり、ご当地グルメとして定着しました。

まだまだ成長の余地はあります。今後、お店も増えることでしょう。

しかし、全国展開などせずに、あくまでご当地グルメとして、その場所にあり続けて欲しいと思います。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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