プーチン氏というのは本当に…。ちょっと変化が生まれているところもあって、自分はロシア軍兵士を大事に思っているというアピールが行われたり、なんか、ルガンスクでしたか、どちらかの出身の少女に目の前で詩を読ませて「素晴らしい」と誉め称えてみたり。この戦闘自体を美化しようという、そのような方向でプーチン氏の発言や行動が目立っていると思うのです。
普通に考えれば5月の対独戦勝記念日に備えて良い話を集めていこうとしているのかもしれませんが、同時に言えるのは、兵士のことを大事に思っていると敢えて言うのは、これはウクライナに侵攻している兵士の損害が酷いということではないでしょうか、おそらく。対独戦勝利記念日といっても、そのときにウクライナ東部平原での戦車隊同士の大戦争の結果として、ロシア軍がボロ負けする可能性もある。その危機の中で、私は兵士のことを大事に思っていると言うのは…もちろん、何がどうあったって「勝った、勝った」と言うに決まっていますが、実際はものすごく追い詰められてもいるのだろなという気がしています。
というようなところで、なんかね、暗い話になりますけれど。本会議なんかでもそのようなことが言われていますけれど、日本はどうしたらいいのかということをよく考えるべき時に来ておりますよね、これは。我々は既に独立を強く脅かされている状態にあるのだという認識を私などは持っておりますから、その状態から出発して、何をしなければならないかというのは、是非考えたいと思っています。
(『uttiiジャーナル』2022年4月24日号より一部抜粋、続きはご登録の上、バックナンバーをお求めください)
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