スポーツジムに通う人たちは、「健康になる」「病気にならないようにする」「やせる」など、色々な目的があります。
そのようなニーズの中でユーザーがスポーツジムにきたとしても、マシンが置いてあって単にそれをやる、というだけだと、なかなか続きません。
カーブスでは、カーブスコーチというインストラクターの方がいて、会員の目的に応じてやり方を教えてくれるので、ユーザーの通う目的によって、やることをはっきりさせてくれます。これだど、心理的にも長続きします。
それに、30分だけ、というのもハードルが低くていいですよね。あまりにハードすぎるとやはり続きません。
会社や家事の合間に、ちょっとだけ立ち寄って、買い物をして帰る、という使い方ができます。予約しなくてもいいそうことも便利です。
ジムに加えて、カーブスには、「1日6分通わないカーブスPlus」というオンラインプログラムもあります。
ここでも、1日6分というやり始めやすく、続けやすいプログラムを提供しています。
スポーツジムは健康志向の人たちも増えてきて、市場も大きいですが競争も激しいです。
その中で、「筋トレなど本格的ではないけど」「健康を維持したい」「気軽にやりたい」という女性層を明確にターゲットにして、そこに向けて的確なサービスを出しています。
カーブスの強さの原点は、「顧客ニーズを素早く、的確に掴み取って、他社がやっていない発想を、スピード持ってサービスに反映している」ことです。
アンバンドリングにしても、分解すればできる、というものではありません。
「そんなにキッチリ体を鍛えなくてもいい」
「もうちょっと手軽にエクササイズしたい」
「予約取るのが面倒だ」
「男性の目が気になる」
などといった、隠れたニーズを探し出せたことが、競争の激しいスポーツ業界で、優位に立てている理由です。
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これから徐々に、ワクチン接種もひろがり、外出しようという気分になってくることもあるので、またさらに伸びる可能性がありますよね。
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