海外旅行でもこの力はけっこう身につくのでは
私も昨年の夏、時刻表を眺めつつ欧州の旅をしましたが、ドイツでは電車が遅れまくり、食堂車でご飯を食べようと思ったら「色々壊れててカプチーノしかありません」と言われました。
英国では電車が「キャンセル」され、フランスでは電車が途中で故障して立ち往生し、炎天下の中、ホームで待つ羽目になりました。頼みの綱だと思って夜行バスに乗ったら、これも途中で故障し、夜中に乗り換えたため、乗り換えたバスにパスポートを忘れるという悲惨なことになりました。
なのに人々は怒りもせず、静かに淡々と待っています。
でも不思議と、不便でも不幸ではないのです。
これはマレーシアでも同様です。私は東京にいたとき「不便=不幸」だと思い込んでいましたが、「まいっか」と諦めてハードルを低くするだけで、問題は消えてなくなります。
そして、「世界にはそんな場所もある」とわかると、「うるせー、こまけえことはいいんだよ」的な下町おっさん心理になり、それなりに生きやすくなると思うのです。
※本記事は有料メルマガ『東南アジアここだけのお話【まぐまぐ版】』2023年2月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
この記事の著者・のもときょうこさんのメルマガ
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2









