【相場予想】そろそろ原油価格は底!下落の影響は消え株価は一度大きく下がる

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今年前半は日本株が大きく売られる可能性が

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』より抜粋

先週はWTI原油価格がさらに下落してしまい、アメリカ株がいくばくか弱含む局面もありましたが、企業業績が急改善している日本株は、以前ほどアメリカ株の動向に振り回されることがなくなりました。

WTI先物価格も今では1バーレル40ドル台半ばと、そろそろ底打ち感が出て始めています。ドラギECBがバズーカを発射したわけですから、原油価格とて底打ちをし始めるのです。

ですから、「原油価格の乱高下に振り回されっぱなしだった年末年始のアメリカ株」の「乱高下」も、そろそろ終わりに近づいている可能性もあります。

さて、詳しいお話は次号に譲りますが、今年後半は、「日本株高と円高とか30年ぶりに共存するのではないのか?」といった見方がここにきて台頭しはじめています。

振り返ると、マクロ系ヘッジファンドたちは、アベノミクスがロケットスタートを開始した2012年11月から、一貫して「円安日本株高」に賭けてきました。

「この流れが2015年半ば以降に大きく変わるのではないのか?」といった見方【予測(=バブル予測】が、ここにきて一部急速に台頭してきています。

すなわち、「円安・日本株高」に賭けてきていた「逃げ足の速い、投機的なマクロ系ヘッジファンドたち」が、今年の春から夏(?)にかけて日本株式市場から撤退して、彼ら投機筋に代わって、今年半ば以降は、日本の企業業績の急改善に注目して、「地道な長期保有目的の海外投資家」たちが日本株式市場に参入してくるのではないのか?といった見方です。

彼ら地道な外人たちは、為替ヘッジをしないで「日本買い」「日本株買い」を進めるので、今年後半からの日本のマーケットは「円高を伴った日本株高という、最もノーマルな形にシフトしてゆくのではないか?」というストーリー(仮説)なのです。

そもそも、「円安に反応して株高が進む」という現象は、サブプライム危機後などの大不況期に起きていた「アブノーマル」な現象で、景気回復が本格化して平時に戻ったならば、外人による「日本経済の再評価」「日本買い」が進むということは、「外人が、為替市場では日本の円を買って、その円を使って日本の株式市場で日本株式を購入する」ということになります。

ちなみに、日本の大企業も「工場の国内回帰」を続々と開始し始めていますから、日本人による日本の再評価は既に始まっています。

こういった見方はまだまだ主流にはなっていませんが、最近は、「円安が進めば日本株が高くなる」といった「不況期に起きていた、為替市場(ドル円)と株式市場との相関性」が徐々に失われつつあります。

アベノミクスがそこそこ成功して、今年半ばあたりに潮目が変われば、日本円や日本株の動きにも大きな変化が現れる可能性は否定できないのです!♪

ただし、その前に、今年前半には日本株が大きく売られる可能性はかなり高いです!気を付けましょう!!!

 

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』より抜粋
著者:藤井まり子
「マクロ金融・資産形成 de あそぼ♪」の筆者:藤井まり子が送る「富裕層向けの資産形成のプレミアム・レポート」。このプレミアム・メルマガの購読者の方々は、ゴールド会員として、よりきめ細やかなアドバイスも、常時双方向で無料提供します♪年金不安なんか、ぶっ飛ばしましょう♪
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