般若心経にも書かれているように、世界とはあなたの認識で作られているのです。私はそれを価値観と呼んでいますが、世界は美しいモノだという認識を持てたら、世界からたくさんの美しいモノを見つけ出すことができるんです。
同じように、人生は幸運の連続なのだという認識を持てたら、次から次へと雪崩のように幸運なイベントが押し寄せてくるモノなのです。だからあなたの認識を書き換えることが重要になるのです。そのあたりの話は、基本編セミナーで詳しく説明していますが、今回は簡単に、（歪んだあなたにも抵抗なくできる）「ありがとうの感度を高めるワザ」をご紹介しているわけです。
ありがとうという言葉は、日本人なら子供の頃から馴染んでいるわけで、この言葉を発することも受け取ることにも抵抗がないんですね。そして何よりも他者を不快にさせないというところがエラくて、しかも全然怪しい感じがしないという特徴があるんです。
でも勘違いして欲しくないのは、
なんだって良いから、毎日1万回ありがとうと言えば良い
って話ではないということです。昔、そういうことを提唱していた人がいたんですが、これは全くワークしませんよ。理由もないのに、「ありがとう、ありがとう、ありがとう……」を繰り返しても、あなたの認識は書き換えられませんからね。
そうではなくて、ちゃんとありがたいと感じる何かを見つけるということがポイントなんです。無闇やたらとありがとうを発話することが目的ではないんです。ここを勘違いする人がたまにいるので、ちゃんと書いておきます。
世の中に数多ある事象の中から、ありがたいと感じるモノを見つけ出す。そしてあなたが取り得る数多ある行為の中で、誰かにありがとうと言われる行為を選び出す。これが目的なんですからね。
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