体調が心配されている俳優の神田正輝さん(72)が、MCを務める旅番組『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)を8週連続で欠席。愛娘の故・神田沙也加さんが2021年末に急逝して以来、日に日に痩せていく姿に視聴者から不安の声が上がっていましたが、復帰のメドすらわからない状況となり芸能関係者にまで動揺が広がっているようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。
神田正輝の“激ヤセ”めぐり芸能界に動揺広がる
昨年11月11日の放送を最後に『朝だ!生です旅サラダ』を欠席している神田正輝の近況が心配されています。
昨年春ぐらいから、徐々に…少しづつ様変わりした神田の容姿に、視聴者からも心配の声がテレビ朝日に多く寄せられていたといいます。
本人は「ファスティング(断食)を始めた」とか、番組MCの勝俣州和や松下奈緒からは「体のメンテナンス」というアナウンスはあるものの、具体的な理由を聞かされない私たち視聴者は想像するしかないのが現状です。
この神田の異変については芸能関係者の間でも諸説囁かれていますが、やはり2021年12月18日に亡くなった愛娘・神田沙也加さんと無関係ではないように思います。
沙也加さんが亡くなって3日後、札幌の斎場に詰めかけたマスコミ取材陣の前で、元妻で沙也加さんの母である松田聖子を庇いながら気丈に振る舞う神田の痛々しい姿は今でも鮮やかに蘇ってきます。
ライブだったかVTRだったかは忘れましたが、一緒に映像を見ながら「無理をしなくてもいいのになぁ…」と呟いたベテラン芸能マネージャーの声とともに…。
たとえ“仮面夫婦”でも、愛娘の沙也加さんを守りたかった…
38年前、聖子が生まれたばかりの沙也加さんを抱っこし、神田と病院を退院した時の3ショットから知っている私としては、愛娘を亡くした心労が心身を蝕んでいったのでは…と強く思います。
もちろん愛娘を亡くしたことなど無い者にとっては、想像さえもつかない痛みだと思いますけれど。
神田正輝といって私が真っ先に思い出すのは、沙也加さんが誕生した数年後に騒がれた聖子の裏切りです。
私がニューヨークで接触した聖子の英会話の先生と称されていた白人男性は、聖子は2人っきりになると「神田との結婚生活は既に破綻している」「離婚が成立したら貴方と再婚したい」と、まるで映画のワンシーンのように囁いてくれた…と証言していました。
沙也加さんが誕生してからわずか数年後のこの告白は、芸能記者としてはまだまだキャリアの浅かった私にはとても衝撃的でした。
当時は理想のカップルとして名前が挙がっていた神田と聖子が、既に破綻状態にあるとは…。
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この告白は記事として記載されたわけですが、当時の神田は頑なにこれを認めませんでした。
これでもか…と不倫の証拠であるプライベート写真もグラビアで2ページを割いて掲載したのですが、神田はとうとう最後まで、聖子の不倫にノーコメントを貫きました。
私はそこまでされても一切黙秘する神田に、ハートの強さを感じました。
「神田正輝という役者は柔和で優しそうに見えるけど手ごわいヤツだ…」と。
神田正輝の覚悟に、元妻・松田聖子は…
結局、神田と聖子は沙也加さんのためだったのでしょうか“仮面夫婦”を続け、“聖輝の結婚”から“聖輝の離婚”まで12年の歳月が流れていました。
妻の不貞にひと言もコメントを発せず、直撃取材にも「絶対に離婚はありませんから! 命を賭けてもありません!」と答えていた神田の昨年の変貌ぶりに、上手く例えられませんが、私は喉の奥の気道が少しだけ狭くなったような感覚を持っています。
石原裕次郎さんを敬愛し、石原プロモーションに45年在籍し続けた神田。
2021年1月に石原プロが解散した時には「神田正輝は石原プロで始まり、石原プロで終わります」と宣言、その後個人事務所を立ち上げましたが、それも2022年6月で閉鎖されたままです。
聖子はこの元夫の現状をどうとらえているのでしょうね。
2人の思い出の曲『Caribbean Wind』
♪~ 何も言わないわ 言い訳もしない
そう誰より 愛していたから Destiny ~♪
28年前の松本隆の詞が身に染みます…。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by: 『朝だ!生です旅サラダ』オフィシャルサイト