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【台湾でM7.7地震発生】ビル倒壊、島の崩落、死者も出る甚大被害。日本のSNS「台湾大丈夫?」「#台湾加油」心配と応援の声で溢れる

日本時間3日午前8時58分ごろ(現地時間午前7時58分ごろ)、台湾東部海域を震源とする最大震度6強の大きな地震が発生した。台湾の交通部中央気象署や日本の気象庁が発表したところによると震源の深さは約23km、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.7と推定される。この地震により、台湾をはじめ日本の沖縄県で津波警報が出されたが、のちに注意報に切り替わり現在はすべて解除されている。台北市内でも5弱の揺れが発生したという。

image by: 台湾交通部中央気象署

同震源付近の花蓮市では、2018年や2019年にも震度7やM6.4の地震が発生している。現地の台湾では、今回の地震による被害と思われる画像などがSNS上に次々とアップされている。

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また、現地のテレビ局TTV(台湾テレビ)のニュース専門チャンネル「台視新聞」では、YouTube上でニュースを24時間ライブ配信しており、現地の被害状況などについて報道を続けている。

台湾では現在も、M7.7の地震の余震と見られる地震が相次いで発生しており、「台湾地震監視」という専門チャンネルでは、リアルタイム震度のほか、観測用のオモリや震度計の映像もあわせて配信中だ。

こうした中、花蓮県を中心に、被害状況が少しづつ明らかになっている。花蓮市内では2つのビルが倒壊し、崩壊寸前となっている映像や画像がSNSに投稿された。


現地に詳しい日本人によると、2つ目のポストで紹介されているビルは、花蓮市内の重慶路と中山路の交差点にある建物で、地震発生前の姿がGoogleマップのストリートビューに残っている。

 このほか、震源近くの沖に浮かぶ亀の形に似ている「亀山島(きさんとう)」では、亀の「首」にあたる部分が崩落したことが、映像や画像で伝えられている。

 また、台北市内のMRT(新交通システム)が一時運休になり、台湾内の一部企業や学校では「休業」「休校」の措置が取られるなど、まだ混乱は続いている。

現地報道では4日午前9時現在、今回の地震で少なくとも9人が死亡、1011人を超える負傷者が出ているという。

日本人のSNSには心配や応援の声が続々

今回の地震発生が報じられると、日本のX(旧ツイッター)には国内の沖縄県の津波や揺れ、友人の安否を心配するポストが多く投稿されたが、それと同じように「台湾大丈夫?」「台湾の地震」「台湾心配」など、台湾の被害状況を心配する投稿が多く見られた。

日本で2011年に「東日本大震災」が発生した際、世界中で最も多い200億円以上の義援金を贈ってくれたのが他でもない台湾だった。XなどのSNSでは、「今こそ恩返しすべき」「今度は日本が助ける番だ!」「台湾加油」(台湾がんばれ)「台湾に何かできることはないか?」など、地震による甚大な被害を受けた台湾を応援する声が溢れている。









image by: 台湾総統府公式YouTubeチャンネル「presidentialoffice」

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