組織の一員として生活している限り、抱かざるを得ないのが上役への不平や不満。そんな心の澱は、どのように解消するのが正答なのでしょうか。今回のメルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』では、投資コンサルタント&マネーアナリストであり心理関係の著作もある神樹さんが、「職場や人生で悲観的になった時」に心に思い起こすべき2つの法則を紹介。「モヤモヤ」を断ち切る考え方をレクチャーしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:職場や人生で悲観的になった時には『 ピーターの法則 』と『 パーキンソンの法則 』を思い起こし、克服すべき課題を洗い出せ!
やっぱり「この世でいちばん肝心なのはステキなタイミング」だった。成功者の8割が「自分の成功は偶然がもたらした」と認識
みなさま、こんにちは!
「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。
今回は、「職場や人生で壁にぶつかり、悲観的になった時には『ピーターの法則』や『パーキンソンの法則』を思い起こし、克服すべき課題を洗い出せ!」というテーマでお届けしたいと思います。
さて早速ですが、人生の悩みはいろいろあっても、まとめてしまえば概ね4つぐらいに集約されるといわれます。
- 健康
- お金
- 仕事
- 将来
………の4つです。
「よく当たる」と評判の占い師は、このことをよく知っています。
とりわけ、現役サラリーマン男性の場合は、「お金」「仕事」「将来」などへの悩みが多いといわれ、若い女性の場合は、そこに、おしなべて「恋愛」が加わることが多いそうです。
また、「お金」「仕事」「将来」の悩みといっても、それは概ね「人間関係」についての相談に集約されます。
「個人心理学」の泰斗であるアルフレッド・アドラー博士が喝破している通り、「すべての悩みは、対人関係」と言い切るほどに、実社会には、この種の悩みが溢れている──といってよいからです。
「よく当たる」と評判の占い師は、こうした事情を上手に活用します。
はじめに独特の占いの儀式(氏名・生年月日・手相・人相などのチェック)を施すことで、目の前にいるお客のことだけに集中して分析・診断を試みているように装います。
そして、おもむろに「あなたは、人間関係に悩んでいますね?」などとカマをかけて、お客の反応を窺うのです。
つまり、誰にでも当てはまることを告げているにすぎないのに、目の前の特定個人について述べているように相手に錯覚させるわけです。
このように、占い師がお客のすべてを見透かしたかのように、漠然とした抽象的な事柄を告げると、お客のほうは、心の中でそれをより具体的な自分の事柄として捉え、反応を示していきます。
「課長とうまくいっていないことを、この占い師は早くも見抜いている!」などと、心中で勝手に自分の具体的事実を想起してくれるのです。
人生は「なるようにしかならないといった大いなる諦観もつことも大人になる大切な道筋
こうした一連のプロセスを心理学では「バーナム効果」と呼んでいます。
米国の心理学者ポール・ミールが19世紀後半に世の中を席巻した興行師P・T・バーナムの「誰にでも当てはまる要点というものがある」という名言にちなんで名付けた心理効果のことなのです(フォオアラー効果ともいう)。
「バーナム効果」とは、占い師が、お客のことを何もかもよく見通している──かのように振る舞うことで、いともたやすく信頼と権威を勝ち取っていくノウハウのことを指しているのです。
こうした「お約束通りの前振り」を使った占い診断の過程で、お客は占い師に対し、無意識のうちに「ラポール(信頼感)」を形成させていきます。
お客は、赤の他人にすぎない占い師に対し、何でも打ち明ける心積もりとなり、つまり、どんどん無防備になっていき、手練れの占い師に、自分をさらけ出し、いいように手玉にとられていくわけです。
とりわけ、人は若ければ若いほど、未来や将来に対する希望や期待をもっています。幸せになれるかどうかが気になるからです。
しかし、必ずしも、自分の思う通りになっていない現実を「壁」と感じ、悩みを募らせます。
ゆえに、若い人ほど人生の免疫力が足りないために、占いや未来予測といった形而上学的な言辞には惑わされやすくなるのです。
人生は、「なるようにしかならない」──といった大いなる諦観(ていかん)をもつことも、大人になる大切な道筋──であることを早く理解したいものなのです。
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「幸せ」の概念は「自分の人生がうまくいっている」と現時点で満足できることがキモ!
さて、この世は不条理です。ゆえに、もちろん人生も不条理です。
不条理の壁に出くわした時に、人は悔しがります。
「何で、俺が……」「どうしてこんな目に……」などと、世を呪いたくなるわけです。
皆さんは、そんな時、どう対処しているでしょうか。
自己肯定感の高い人は、あまり気にも留めないでしょうが、自己肯定感の低い人は、「何か」にすがりつきたくなるので心配です。
昔から、幸福の概念は、多くの哲学者が取り上げてきた命題です。
古代ギリシャの哲学者アリストテレス(紀元前384年~322年)は、「徳を身に付け、よく生きること」こそが幸福である──ととらえました。
ドイツの哲学者ショーペンハウアー(1788年~1860年)は、「他人との比較が不幸を招く」と悩みの本質を喝破しました。
また、最大多数の最大幸福を唱えたJ・ベンサム(1748年~1832年)やJ・S・ミル(1806年~1873年)は「功利主義」に幸福概念を見出しました。
「快楽」をもたらすことが幸福につながる──という倫理的・道徳的価値観を主張しましたが、「少数者を切り捨てて犠牲にする差別的な思想」という批判も浴びました。
20世紀においては、「収入と幸福」の関係を研究する経済学者たちが登場しています。
最も著名なのは米国の経済学者リチャード・イースタリンですが、「幸福のパラドクス(逆説)」として有名な学説が「高い所得は必ずしも高い幸福感をもたすとは限らない」と説いたことです(1974年に発表)。
これが大きな反響を呼びました(一人当たりGDPが増加しても幸福度は一定の値で頭打ちになるという各国データに基づく結論)。
「カネがあれば幸福」と考える多くの人々の短絡的思考に水を差したからです。概ね、日本での現在の年収に換算すると、1,000万円あたりがピークとなる構図です。
この統計データから導かれた「イースタリンの逆説」は、のちの行動経済学分野でノーベル経済学賞を受賞した心理学者のダニエル・カーネマン博士(2002年受賞)や経済学者アンガス・ディートン博士(2015年受賞)の新たな研究につながっていきます。
いずれにしろ、こうした「幸福感」や「満足度」といった心理的概念を元にした研究は、人々のとらえ方にも大きな落差を生みました。
何をもって「幸福」と考えるかは、人によって千差万別だからです。
「幸福」ではないからこそ「悩みが生まれる」といった即物的な論理では、解決はおぼつかない問題でしょう。
日本古来より伝わる仏教思想の「足るを知る」といった積極的な現状肯定の思考から外れていれば、誰しも「幸福ではない」と感じ、悩みの「るつぼ」にも陥りかねないことでしょう。
かくして、「占い師」という商売も成り立つゆえんなのです。
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「ピーターの法則」が教えてくれること!
サラリーマンの場合、悩みのボヤキで多いのが「うちの上司はバカで困る」とか、「平目上司で、上役の顔色ばかり見て、われわれ部下にはつらく当たる」などと言った事柄でしょう。
これは誰もが経験している事態といってもよいでしょう。
部下として、甚だしくヤル気を殺がれてしまう──といった不満が、どんな組織にも渦巻いているものです。
昔から「部下は上司を選べない」と言いますが、組織の一員たるサラリーマンにとっては、非常に大きな人生上の問題とも言えるのです。
「ピーターの法則」は、そんな組織の不条理に義憤を覚える人達にとって、一服の「清涼剤」にも匹敵する快感をもたらしてくれる原理にもなっています。
「ピーターの法則」は、1969年に南カリフォルニア大学のローレンス・J・ピーター教授が共著として発表した論文に提起された「階層社会学」における考察が起点になっています。
この「ピーターの法則」を簡単に紹介すると、組織は「能力主義」で個人が出世していく──とされていますが、平社員の時にどんなに優秀な実績を上げた人物でも、昇進して係長や課長、部長になっていくにしたがって、「だんだん無能をさらすようになる」というのが結論なのです。
レベルアップした職位にそれぞれ見合った「仕事上の能力」には、自ずから限界があるからです。
そして長期的視点に立てば、やがて組織全体が「無能の集まり」となり、実際には末端の優秀な平社員が頑張って組織全体を牽引している構造になる──という理屈なのです。
つまり、階層ごとに、求められる「能力」が違うからこそ、こういう現象が生じるというのです。
営業マンとして有能だった平社員が、出世して課長になり、部下のマネジメントがうまくいくか──といえば、必ずしもそうではないでしょう。
新企画の開発が抜群で、ヒット商品を連発した企画課長が、出世して社長になり、財務分析や経営全般に目配りできる才能があるか──といえば、これまた、そうではないはずです。
プロ野球などのスポーツの世界でも「名選手=名監督」とはならない事例が数多く語られます。
超難関大学出身の教師が、必ずしも生徒にとっては「よい教師」といえないことも、よくある話です。
大企業の社長が、セクハラやパワハラ問題を起こしたり、とんでもない非常識発言で、世間を騒がせる事態を招いたりすることも、世間ではよくあります。政治家もしかりでしょう。
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「偶発的なチャンス」をこそ、自らに引き寄せよう!
「何で、こんなバカがうちの社長なの?」と組織のサラリーマンたちが呆れるようなことが、突発的に起こるのは、まさしく「ピーターの法則」をなぞっているかのような事態なのです。
「能力」だけでなく、人物の「良識」や「人格」といった属性が、職位のレベルに追いついていないこと──が如実に窺える事例は数多く見聞きできるところなのです。
こうしたことも、その背景について、しっかり思いを致せば、あながち「上司がバカで困る」と義憤に駆られることも、少しは和らいでいくようになるのではないでしょうか。
上司が本質的にバカなのではなく、その上司の「能力・識見」が、その職位に見合っていないとか、その職位のスキルが不足しているだけだから仕方のない現象でもあるわけなのです。
たまたま平社員時代に、好条件のタイミングとその時のポジショニングで実績を上げられた人物が、上層部から注目を集め、昇格させてもらって職位を上げただけのことで、その地位については、そこで求められる「能力」を十分発揮できるとは限らない事例なのです。
ゆえに、部下からは「バカ」に見えます。
平社員時のタイミングやポジショニングが悪ければ、こういう人は、きっと、ずーっと平社員のままだったかもしれないわけだからです。
ある意味、気の毒な事例と言ってもよいでしょう。
組織に属するサラリーマンは、おしなべて「運」に左右される要素が強い──と思っていれば、「バカな上司」への義憤に駆られる頻度も減っていくはずでしょう。
むしろ、一介のサラリーマンであるならば、自分にもこうしたよいタイミングとよいポジショニングという「運」を呼ぶ行動を心がけるべきでしょう。
「無能の階段」をともかく昇り、今より多い報酬をゲットするためにです。
あるいは「無能の上司」を壁と感じて悩むヒマがあるなら、ともかく新しい自分の道筋を構築する方法を考えたほうが賢明でしょう。
いずれにしろ、ラッキーなタイミングとポジショニングという環境を自分にもたらす行動をとらなければ、未来は開かれないからです。
スタンフォード大学心理学部のJ・D・クランツボルツ教授のチームは、世の中で大成功したと認められる人物数百人を対象に、成功の要因分析を徹底して行っています。
その結果、成功者の約8割の人が、「自分の成功は予期せぬ偶然によってもたらされた」という認識だったことを突き止めます。
このことをまとめて、1999年に発表したのが「計画された偶発性」という理論でした。自分に特別な能力や才能があったから──と答えた人はほとんどいなかったからです。
人生の成功は、予期せぬ偶然によって8割が形成される──という理論の肝は、「良い偶然に巡り合えるように行動すること」だったのです。
これをクランツボルツ教授は、「偶発性のチャンス」が起きやすい環境に身を置くことと喝破しています。
まさしく、人生成功の鍵は、ラッキーな「タイミング」と「ポジショニング」という環境に左右されるわけです。
サラリーマンとして、組織を構成する一員である人は、このことをしっかり覚えておくことが大事です。
自分も、チャンスを見逃すことなく、よい「タイミング」や「ポジショニング」を外さないためにです。虎視眈々と、そうした環境を狙っていくことが大事です。
そうすることで、組織の中の「無能の階段」を上手に登っていけるようにもなるはずだからです。
こうした成功法則に興味のある読者の方は、著者の心理学系の別名義(神岡真司)の『才能が見つからないまま大人になってしまった君へ』(ワニブックス刊・税込1,425円)をご覧いただくと、詳しい成功者の軌跡が辿れますので、きっと参考になることでしょう。
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「パーキンソンの法則」が教えてくれること!
そして、組織の一員として、もうひとつ押さえておきたいのが、「パーキンソンの法則」です。
パーキンソンの法則とは、簡単に紹介すると、次の2つに要約されます。
- 仕事は、利用可能な時間まで拡大していく
- 支出の額は、収入の額まで膨張する
たとえば、企画書の締め切りが、余裕に感じられる今から20日後だとすると、着手するのが遅れたり、事前調査に時間をかけすぎたりなどで、結局は期限ギリギリに提出する羽目になったりします。
また、昇格して年収がアップしたら貯金が出来ると思っていたのに、なんだかんだと余計な買い物をしてしまい、結局貯金が増えなかったというような事例です。
これは国家レベルでいえば、財政赤字は増え続けることを意味しています。
また、転じれば、国会では小さな予算にはいろいろ難癖が付けられ大きな時間が割かれるものの、大きな予算は、その中身についての理解さえ及ばないために、注意深く顧みられることもなくスルーされる──ということにもなるのです。
なるほどと頷ける話ではないでしょうか。
これらは、人間の「特性」を物語った事例として、経験則に照らせば、誰にでもすぐにも思い当たるはずの出来事でしょう。
この極めてシニカルな法則を提唱し、人間の営みに警鐘を鳴らしたのが、イギリスの歴史・政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソン(1909年~1993年)であり、1957年に発表した著作によるものだったのです。
「パーキンソンの法則」には、他にもいろいろな事例があります。
役人の数が増えるのは、仕事が増大し、複雑になっていると解されやすいものの、「パーキンソンの法則」によれば、役人の数は、仕事の量に関わりなく増え続けるもの──と喝破されます。
役人は、自分の地位を偉く見せるべく、部下を増やしたがり、お互いの仕事を創り出す習性に支配されているからだ──となるのです。これは役人に限らず、会社員にも、あらゆる組織に当てはまることでしょう。
また、パーキンソンの著書の冒頭には、極めて挑発的な言辞が掲げられています。
「学校の先生や生徒にとって、世界での物事は合理的なはたらきで決まると信じられているだろう。たとえば、国民の自由な意思で国会議員が選ばれ、その中で最も有能な人物が大臣となり、また民間では株主が重役を選び、その重役は、社内の持ち場における最も有能な者たちにポストを割り振っていくが如きである。(中略)しかし、多少とも世の中の荒波をくぐり抜けた人間にとって、そのような考え方は笑止千万である」と喝破しているのです。
日本の政界を見ていても、つねにカネ絡みの問題がつきまとい、議員は封建領主になったような気分で、一族の繁栄のみを維持しようと世襲議員だらけになっています。
議員という職位が、報酬といい、待遇といい、恵まれすぎているからなのです。オイシイ特権は、代々自分の家系で固めたくなります。
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こうした事例を眺めていると、「パーキンソンの法則」と「ピーターの法則」には、シニカルな共通点があることにもお気づきでしょう。
物事を額面通り、表面通り受け取ると、本質を見失う──という大事な視点なのです。
そんな既成事実を否定して、目の前の状況を「壁」と感じて悩むのは、かえって馬鹿らしくさえなってくるはずなのです。
既成の観念で物事を見るな!──という教訓です。
社会も人生も、ものすごくシニカルに構成されているからです。
物事の表面で判断するのではなく、裏面も洞察することで、物事の本質が見えてくるということなのです。
物事の表面だけをとらえ、自分の考えや判断を下していると、いつまでたっても、「人生の壁」から逃れられなくなる──ということに他ならないのです。悩みが絶えないだけなのです。
そもそも、不適切な事例に憤慨して、悩みを抱え、自分の判断は正しい──と思うことや、だけど自分には他に大した才能はないし──などと思い込むのは、まさしくこれこそが偏見であり、バイアス(脳のクセ)なのです。自分で自分の殻をつくっているにすぎません。
そこにとどまっている限り、壁を乗り越えて、新たな地平を見ることは出来ないからなのです。
こうした「脳の偏り」から脱却するためにも、「認知バイアス」については、もっと知ることも有効です。
著者の別名義(神岡真司)での最新著書『脳のクセを徹底活用!認知バイアス最強心理スキル45』(清流出版刊・税込1,650円)をご覧いただくことをお薦めいたします。
自分の殻を破り、よいタイミングやよいポジショニングを見つけるためにも、脳のクセである「認知バイアス」からの脱却が必要だからです。
(メルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』2024年5月13日号より一部抜粋。続きはご登録の上、お楽しみください。初月無料です)
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