ネットを見ていたら突然、飛び込んできた「星野源」「新垣結衣」そして「不倫」のセンセーショナルな文字…22日夜、SNS上で急拡散した怪情報に驚いたファンの方も多いのではないでしょうか?それは芸能記者も同じでした。超有名人の2人を芸能マスコミが狙っていたのは事実だが、結局何も出なかったはず――この記事では、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、あの夜に考えたこと、そして2人が憶測を完全否定したオールナイトニッポンを聴いて感じたことを語ります。
「星野源」「新垣結衣」「不倫」…SNS上を駆けめぐったデマ情報
何時だったでしょうか、PCを開いたら“超有名女優とドラマ共演して電撃結婚した男性歌手”、“新垣結衣”、“星野源”、“不倫”の文字がたくさん画面上を踊っていてびっくりしました。
こんな時代ですから、何がどうなってこんな情報が流れているのか…出どころがしっかりしているサイトや記名投稿、何やら胡散臭いサイトまで…私はできる限り見続けました。
無責任におもしろがって人を傷つける安易な投稿は、もう今や犯罪だと私は思っていますので、もちろん関係者への取材も同時に進めてみました。
星野源と新垣結衣が結婚してから3年が経ちました。
源ちゃんは自らが最も大事にしている『オールナイトニッポン』というラジオ番組で、時々プライベートでの自分の生活をほんの少しだけ発信することがありますが、ガッキーに関してはほとんどそういう機会はありません。
ですから余計にマスコミは、見えそうで見えないその私生活を少しでも覗こうとターゲットにしているのは間違いない事実でしょう。大前提として、絶大なる人気がある2人ですから…。
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芸能マスコミが2人を追いかけていたのは事実だが…
昨年秋頃だったでしょうか、話に尾ひれの付いた2人の別居が噂されていました。
『FRIDAY』や『女性セブン』がそんな噂に何もしないわけはなく、これは私の想像ですが、手間隙かけて取材を重ねていたと思います。
マスコミも、単なる飲み屋の噂話では動きませんから、もしかしたらリークしてきたのはある程度業界内では信用のされている人物からだったのかもしれませんね。
不倫相手とされたアナウンサーの所属するNHKからなのか、もしくは星野夫妻を何らかの理由で貶めてみたいと企む誰かなのかは全くわかりませんけれど。
例えば『FRIDAY』では今年3月、2人が新しいマンションに引っ越したことを報道していました。そこには“耳を疑うようなウワサが芸能界を駆け巡っている…”という前置きも忘れずに書かれていました。
一方の『女性セブン』は5月10日付けの配信で、離婚していた女子アナがネットカフェやホテルを転々としながら会社に通っていたという奇妙な私生活を報道しました。
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そしてこれが“男性歌手”の不倫相手の今の生活と酷似していたことが人物を特定するヒントになってしまったわけです。
“超有名女優とドラマ共演して電撃結婚した男性歌手”の不倫騒動が『X』に投稿されてから、源ちゃん側は俊敏な対応を見せました。
名指ししていなくても、10人中9人はこれがガッキー♡源ちゃんと想像できたでしょうから、所属タレントを守る事務所としては当たり前と言えば当り前の対応だと思いますが、やむにやまれずの公式HPの午前3時半頃の更新がさらに事を大きくしたような気がしないでもありません。
ガッキーの「異常なまでの露出の多さ」に驚いた理由
外野から眺めている私が感じたのは、この事についてのガッキーの異常なまでの露出の多さです。
プライベートを語る場がないのもありますが、私の知る限りのガッキーは“取材嫌い”で、何かのプロモーションだとしてもサービス精神はほとんどない…得意じゃないという女優でした。
それが“なりすまし”対策で更新していなかったXに「事実はひとつもありません」と投稿し、深夜の『星野源のANN』に電話で夫婦共演してみせたのですから、正直とても驚きました。
危機管理に長けた人物がスタッフにいれば、タレントのスキャンダルが発生した時に、タレント側が自分に都合のいい情報だけを流し続けるのはリスク以外の何ものでもないことは理解できると思うのですが…。
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ガッキーがこんなに自ら発信するのには、辛い思いをしていた夫を側で見ていた辛さからだと思われます。
ラジオでも、
「本当に恐ろしかったし、本当に悲しかった」「もう2度とあんな気持ちになりたくない」と繰り返す源ちゃん。
「もう2度とこういうことが起きてほしくない」「こんな思いになりたくない」「誰の身にも起きてほしくない」
と話すガッキーがいました。
今後、「虚偽の情報の拡散、発信には法的措置を検討いたします」と表明した源ちゃんの所属事務所『アミューズ』がどんな結論に達するのかはわかりません。
公の場で夫婦仲の良さを伝えなければならない芸能人には、矛盾と悲壮感さえ感じますが、それが有名芸能人、人気者の性であることも事実でしょう。
こんな些細なことひとつひとつを乗り越えて、2人の絆がさらに深まっていくよう、祈るばかりです。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by: 星野源 オフィシャルサイト