この世の中で最も危険で一番人間を殺した生物、なんだと思いますか?『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生は、イメージや注目を集めるためのニュースを見すぎることの危うさについて語っています。
シカとサメ、どっちが危険な動物か?
こんにちは、ゆうきゆうです。
元気でお過ごしでしょうか?
シカとサメ、普通に考えたら、サメの方が危険なイメージです。
しかし意外にも、サメに殺される人間はとても少ないもの。
逆にシカは山の中で車にぶつかることも多く、シカによって死亡する人間は、サメよりもずっと多いのです。
結果、サメよりもシカの方が、危険な動物ということになります。
ちなみにもっとも危険で、一番人間を殺した生物は「蚊」だったりします。
病原菌を媒介するからですね。
このように、実際の危険度やデータよりも、人間は「イメージ」で何が危険かを判断します。
特にネットにおいては、色々なニュースが話題になっています。
これ、「珍しかった」り「話題になりそうな特殊な話」ほど、注目を集めます。
結果、記者さんたちはそういうニュースばかり記事にします。
そういうニュースばかり見ていると、世の中にはそんな特殊なニュースばかりなのだ、そういう事例ばかりなのだ、と思いこんでしまうものです。
特に「ネガティブなニュース」ばかりを見ていると、実際に社会にはネガティブなできごとばかり、と思いこんでしまうのが一番の問題だったりします。
よってもしあなたが、ニュースに左右されて気持ちが落ち込むことがあるなら、ニュース断食をオススメします。
何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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