これで第一印象が決まる。なぜ「自己紹介」で自分のことばかり話す人は好かれないのか?

 

★自分の弱みや失敗談を少し入れる

完璧な人は近寄りがたいもの。実際、完璧な人間はいませんから、その点を自然に表すと、共感が湧きます。

自己紹介でもちょっとした失敗談や弱みを話すという方法があります。

例:「実は、人前で話すのが苦手で…」「覚えが悪いので、みなさんの名前を間違えたらごめんなさい(笑)」

こうしたフレーズを入れると、「この人も普通の人なんだな」と感じてもらえます。

この件については、ぜひ、同じ人間なんだ、という視点で考えていただきたいです。

わざと共感を引き出そうとしたり、ダメなところを見せることで下手に出る、といったような感じではなく……ですね。

失敗談に関しては、念の為、それを話して、あとあと問題になったりしないか? リスクも含めておいてください。

多くの場合、個人的な話題なら問題ないでしょう。

★自分より相手に興味を持つ姿勢を見せる

自己紹介は、あくまでもコミュニケーションの「始まり」です。

自分のことを話しすぎず、「みなさんに興味があります」という視点を持つことができれば、自然と、人としての謙虚さが感じられます。

例:「私の話はこのくらいにして…皆さんのお話もぜひ聞かせてください!」

実際、こう話している人がいました。「この人、話しやすそうだな」と感じられますよね。

★謙虚な自己紹介の例

「はじめまして。〇〇と申します。〇〇の仕事をしていますが、まだまだ勉強中です。

幸いなことに、周りの方々に支えていただいて、日々学ばせてもらっています。

実は、初対面の場はちょっと緊張してしまうんですが、皆さんとお話しできるのを楽しみにしています。

もし何か失礼があったら、お気軽に教えてくださいね。どうぞよろしくお願いします!」

このように、人として素直に謙虚さが伝わる自己紹介をすると、相手に好印象を持ってもらいやすくなります。

「すごい人」と思われるより、「話しやすい人」と思われる方が、上司と部下だとしても、一緒に働きたくなりますし、長期的な人間関係もうまくいきそうですね。

次の号外では、また新しい切り口で自己紹介を深掘りします。

きっと、試してみたく方法があるはずです。どうぞお楽しみに!

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清泉女子大学英文学科卒後、大手印刷関連会社で勤務。その後、ジャズボーカリストの夢を叶えるが、挫折。外資製薬会社に転職しマーケティング部でハードな業務に取り組む中、外国人のスピーチやプレゼンに多く触れ、日本人リーダーの発信力向上の必要性を痛感。30年以上に渡る声の経験にマーケティング、イメージコンサルティング、コーチング、リーダーシップ各論を掛け合わせ、2011年「ボイスイメージ®コンサルティング(VIC)」メソッドを開発して独立。業務で聞いたクライアントのスピーチプレゼンの数は1万回以上(延べ数)。顧客の可能性を引き出すスパルタトレーニング、わかりやすい理論と分析、柔軟に対応できるコンサルティングを得意とする。

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