アメリカ野球殿堂入りのイチローが教えてくれた、キャリア終盤の人に刺さる「働き方」のヒント

 

そして、イチローさんがやってきたことは「私」にもできます。

キャリア後半になると「後進育成」を自分の役割と考えるようになり、若い社員をサポートしたり、自分が培ってきた技術を伝承したり、ネットワークを移転したりを心がける人はとても多いです。

しかし、プレーヤーである限り、自分のパフォーマンスを向上させる努力も忘れちゃいけないのです。

「会社での立場」はあきらめても、「働くこと」をあきらめちゃいけないのです。

それは学び続けることでもあります。

年齢とか経験とか性別とかに関係なく、「ただの人」として目の前の人に向き合えば、学びに方向性はないとわかります、

日常の中には「学びの種」が溢れているのですから、目の前の人の話を面白がるだけでもいいと思うのです。

思い起こせばイチローさんは、2019年3月21日に現役引退をしたときの記者会見で次のように話していました。

「あるときまでは、『自分のためにプレーすることがチームのためになるし、見ている人も喜んでくれる』と思っていたけど、ニューヨーク(ヤンキース)に行ったあとぐらいから、『人に喜んでもらうことがいちばんの喜び』に変わってきた」と。

自分を磨き続けること、後輩に背中を見せ続けることが「私」を成長させ、成熟した大人に近づくための最良の手段になります。

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