「母親の束縛がすごく、大学まですべて母親が決めてきました」そんなお悩みが世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』の中で、母親から強く干渉されてきた32歳男性の相談をもとに、親から自立し、自分自身で人生の選択をしていくために必要なことについて考えます。
母親がものすごく束縛してきます。学校も会社もすべて決められました。
Question
32歳、営業職、男性です。母親の束縛がすごくて、小中高大学とすべて母親が決めてきました。小中学校のときは特に問題意識はなく、そういうものだと思っていました。高校も行きたかった高校には行かせてもらえず、地元の大学や学部、就職先まで「あなたにはこれがいいのよ」とレールが敷かれていました。転職もそうです。さすがにこれはまずいので、何とか独立していきたいのですが。
赤羽さんからの回答
ご相談どうもありがとうございます。お気持ち大変よくわかります。
こういう悩みを抱えている方が本当に多いです。母親はよかれと思ってあれこれ指図する、すべて子どもが可愛いあまりに勝手にやってしまう、子どもには判断できないだろうから自分が決める。
子どもの自主性を損ね、健全な成長を阻害するのでいいことは何もありません。
なぜそういう行動に出るのかと言えば、何でも自分中心なので、それがいかに偏っているのか気づかないためです。そういう母親は父親に対しても常にコントロールしようとします。この圧は強いので、真正面から反論できる父親は少なく、母親のいいなりになっています。
こうなると、子どもを守ってくれる人は誰もいません。子どもにとって不健全であることも誰も指摘してくれません。
一生気づかずに、母親の意思決定に従う子どもが多い中で、相談者さんが目覚められたのは立派です。
ぜひ、ご自身で意思決定をする、ということになれてください。自分の人生は自分で決める、と覚悟を決めることが必要です。
そうしないと、今後、結婚を考え始めることがあった場合に、せっかく見つかった相手に愛想をつかされてしまうこともあります。彼女から見ると、母親から独立していない頼りない男に見えます。もし無事結婚できたとしても、遠からず母親と距離を取るように要求されるかもしれません。日々文句を言われますし、母親依存で自分で何も決められない夫への愛情は早晩冷めます。
仕事も、今後は70歳あるいはその後も働くことが普通になっていきます。常に母親に依存していると今後の仕事の選択力が身につかず、ものすごく苦労することになります。
この機会にぜひご自身の判断で仕事も人生設計も進めていってください。
気をつけなければならないのは、そのとき、母親からものすごいノイズが出ることです。息子が離れていってしまうことに反発し、大騒ぎし、親不孝者呼ばわりし、へたをすると家出をしたり、仮病のふりをして実際に病気になったりします。
これはすべて相談者さんが健全な成長をして自分から離れることへの妨害策です。決して後戻りしないことですね。
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