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感じのいい若手ビジネスマンが実践している、会食セッティングの裏ワザ

若手ビジネスマンにとって、いい会食をセッティングすることは競合相手と差をつける絶好のチャンス。そこで大企業に所属し最前線で業務をこなすJoJoの奇妙な公認会計士さんは、食べログのプレミアムサービス利用を強く勧めます。実際、仕事ができる人間は、ほとんど登録済みなのだとか。

食べログ有料会員の格差に思ったこと

『六本木の公認会計士いきぬき(生き抜き)』 176号より一部抜粋

突然ですが、皆さんは食べログのプレミアムサービスを利用していますか?

お客様や潜在顧客、それから大学時代の先輩・後輩に、会計士業界の知人・友人と、いつも会食の多い僕は1年ほど前から試しにこのサービスを利用してます。

暫く利用してみて、有料サービスは便利で会食をセッティングするための生産性がとても高くなったと思います。

食べログは、無料の場合は、特定の駅や料理でランキング形式でお店を表示できないのでお店探しには不都合でした。

プレミアムサービスを利用すると、点数のランキングのほか、料理、予算、個室の有無、地域などで簡単に絞り込めるので至極便利です。

会食の日時が決まったら、食べログアプリを立ち上げて「エリア・駅・条件からお店を探す」を選択。

予算の上限を会食する人のランクに応じて、例えば10,000円を上限に指定して、「個室あり(人数)」を入力。

用途は「接待」や「宴会」を選択して検索。

あとはランキング順に表示されるので上から電話するだけで、お店予約で失敗することはありません。

場合によっては、季節に応じて鍋などの料理を選択したり、ロケーションとして「景色がきれい」や「海が見える」、「一軒家レストラン」などセッティングしておけば狙い通りの会話も演出できます。

月額300円+税。

得られる成果を勘案すれば、普通に安いと思います。

会食セッティング能力の侮れなさ

監査法人にせよ、独立しているにせよ、出世する会計士業界の若手は本当に会食のお店を探す機会が多いです。

そのため、いつもいい店を探していて、心の中でリストアップしています。

若手は、いい会食をセッティングできる能力は決して馬鹿にしてはならず、一流のビジネスマンもこの点を非情に重視して鍛えていることを知らねばなりません。

例えば、大手総合商社の若手ビジネスマンは世界中の各地で会食できるお店を収集して、先輩はお気に入りの後輩にそのリストを伝授します。

コンサルティングファームやFAS会社でも、パートナーの接待や営業を手伝うのは決まってその右腕で、業務デリバリーが優れた真面目な人よりも、ある意味で出世する立地を独占します。

監査法人にお勤めのスタッフは先輩を見渡してみてください。

ビッグクライアントで気に入られる新進気鋭のシニアは、飲み会のお店の予約上手ではないですか?

同期で上司たちから可愛がられている彼も、お店をよく探していませんか?

大切な人との会食のセッティングを任されるということは、どの業界でも出世ルートなのです。

もちろん、最初から大切な会食のセッティングを任せるのは危険なので、キーパーソンは部内やチーム内の打ち上げなどのセッティング能力を見て、接待につ入れていくような面子を認識しています。

気の利いたお店をそつなく用意するには能力が要ります。

これは、仕事が出来る人間に任せなければなりません。

食べログのプレミアムサービスはこの能力を確実に補います。

たったの300円で。

若手に聞いてみた

この数か月間、会計士業界で会うメンバーに食べログのプレミアムサービスに入っているか聞いてみましたが凄いことが分かってきました。

つまり、出世コースにある若手は驚くほど高確率でこのサービスに登録していました。

こうした、出世コースのメンバーは活発に人々と交流したり、合コンを主催したりして日常的にお店を探しています。

逆に、社交性が足りなかったり、特徴がない感じの若手はほとんどがプレミアムサービスに登録していませんでした。

彼らはむしろ飲み会の幹事仕事を避けているのかもしれませんけど、上司としても経験不足っぽくて頼りないので大切な会食のセッティングを任せるわけにはいきませんよね。

こうして、僕の感覚ですが「食べログのプレミアムサービスを利用しているか否か」は、見事に勝ち組・負け組のリトマス紙の機能を果たしていると思いました。

食べログのプレミアム会員はユーザー全体の1%弱とのことですが、要するにこれは情報への投資能力を測れるのだと思います。

読者の皆さんはこれを機に、食べログのプレミアム会員になり、チームや同期との合コン、それから先輩のお店探しをどんどん手伝いましょう。

良い情報源にはお金を払って入手していかなければダメだと思います。

日本人には形のあるものにしか対価を支払わない層も多いですが、知識や情報が価値源泉な時代に適応できていないと言わざるを得ません。

…ビッククライアントの新進気鋭のシニアや、上に気に入られている同期もきっと食べログのプレミアム会員に登録していることでしょう。

 

『六本木の公認会計士いきぬき(生き抜き)』 176号より一部抜粋

【176号の目次】
1.食べログ有料会員の格差に思ったこと
■ 会食セッティング能力の侮れなさ
■ 若手に聞いてみた
■ 食べログのつまらなさ

2.下っ端の底
■ 「会計士なのに普通車か」
■ 「都内の移動が地下鉄」
■ 「お昼の予算は1,000円なんてな」
■ 底から落ちないで

3.サロン内に入れるかどうか
■ パートナーになっても鼻垂れです。
■ 御爺さんに可愛がられる才能の大切さ

 

『六本木の公認会計士いきぬき(生き抜き)』

著者/JoJoの奇妙な公認会計士
事業会社、ベンチャー企業を経て大手監査法人へ。採用担当やIPO担当、大企業の主査業務を経験後にアドバイザリーチームに移籍。さまざまな業界とつながりを持つ著者のメルマガは具体的ですぐに使えるビジネスヒントに満ち溢れている。
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