探偵の仕事が成功するか否かは、行動を読むことが大きなカギとなります。メルマガ『探偵の視点』の著者であり、浮気調査や人間関係のトラブルに日々向き合っている“イケメン探偵”こと現役探偵の後藤啓佑さんが、今までの経験をもとにした行動が読みやすい人と読みにくい人の違いについて語っています。
行動が読みやすい人と読みにくい人
探偵業に長く従事していると、対象者には「行動が読みやすい人」と「読みにくい人」がいることに気づきます。
探偵が依頼を受けてまずやるべきことは、「対象者の行動パターンを読むこと」です。我々は張り込み、尾行、撮影などの技術を用いて問題解決にあたりますが、まずは「いつ、どこで」追いかけるかを見極めなければなりません。
たとえば浮気調査であれば、対象者が浮気をする時間帯を特定する必要があります。企業のサボり調査なら、サボっている時間帯を狙う。横領なら、横領する時間です。
とはいえ、1ヶ月間毎日24時間張り込むわけにはいかないため、「動きが読めるかどうか」はとても重要になります。
これまでの経験から、行動が読みやすい人と読みにくい人の特徴が見えてきたので、今回はそれを共有したいと思います。
‘’行動が読みやすい人‘’の特徴
最も大きな要素は「ルーティンがあるかどうか」です。
今回は浮気調査に絞ってお話しします。
たとえば僕自身が調査対象になったら、行動はわりと読みやすい部類だと思います。
午前中は必ずパソコンで探偵事業や執筆などの作業、午後はアポイントや交流会、夜は会食や飲み会。このように大まかな1日の流れが決まっていると、調査はとてもやりやすくなります。
もし僕に妻がいて、彼女が浮気調査を依頼したとしたら、張り込むべきは夜!
なぜなら昼間は間違いなく仕事しかしていないからです。
唯一、曖昧なのが「会食の終わる時間」。
20時に終わることもあれば、24時を超えることもある。
僕を調査するとしたら、そのタイミングでしょう。
‘’フリーになる決まった時間‘’がないからです。
このタイミングで女性と二人でいるところを押さえれば、浮気の証拠としては有力です。
このように、ルーティンのある人は調査がしやすい、調査を入れやすいのです。
ただし僕の場合、東京や大阪、横浜や名古屋と拠点が多いため、場所の特定は難しい。
そういう意味では、多少厄介な対象者とも言えるでしょう。
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