3日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり177銘柄、値下がり44銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は反発。前日の米国株式市場では、米長期金利には引き続き落ち着きが見られていたが、週明けの相場急伸後に伴う利益確定売りが優勢となり、ハイテク株を中心に弱く、主要株価指数は軟調推移となった。ただ、日経平均は前日中に時間外の米株価指数先物の軟調を横目にすでに下落していたことから、本日は小反発でスタート。その後は手掛かり材料難のなか売りに押され、一時は前日比マイナス圏に転じる場面も見られたが、資源関連など一部の景気敏感株が大幅高となる中、前引け間際にはプラス圏に浮上。後場は上げ幅を拡げる展開となった。週末の雇用統計のほか、今夜発表されるADP全米雇用リポートや米ISM非製造業景気指数を前に様子見ムードが広がり、これらの結果を受けたインフレや金利動向を見極めてからでないとハイテク株は手掛けづらいといったムードが漂っていた。
大引けの日経平均は前日比150.93円高の29559.10円となった。東証1部の売買高は12億0650万株、売買代金は2兆4664億円だった。セクター別では、鉄鋼、非鉄金属、空運業、ゴム製品、海運業などが上昇率上位に並んだ。一方、電気機器、その他製品、サービス業の3業種が下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は61%、対して値下がり銘柄は全体の35%であった。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約48円押し上げた。同2位はオリンパスとなり、ファーストリテ、ホンダ、協和キリン、デンソー、コナミHDなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは東京エレクトロンとなり1銘柄で日経平均を約19円押し下げた。同2位は信越化となり、エムスリー、アドバンテスト、TDK、中外製薬、TOTOなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 29559.10(+150.93)
値上がり銘柄数 177(寄与度+249.67)
値下がり銘柄数 44(寄与度-98.74)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 10600 220 +47.54
オリンパス 2370 70 +10.08
ファーストリテ 104950 250 +9.00
ホンダ 3101 107 +7.71
協和キリン 3135 187 +6.73
デンソー 6781 175 +6.30
コナミHD 7100 170 +6.12
京セラ 7017 82 +5.91
ブリヂストン 4309 118 +4.25
武田 3793 117 +4.21
電通G 3890 115 +4.14
アサヒ 4732 108 +3.89
日産化学 5890 100 +3.60
7&iHD 4192 96 +3.46
ヤマハ発 2407 92 +3.31
住友鉱 5290 175 +3.15
バンナムHD 8313 86 +3.10
ダイキン 21360 85 +3.06
富士フイルム 6272 84 +3.02
三菱商 3075 81.5 +2.93
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 43590 -540 -19.45
信越化 17425 -360 -12.96
エムスリー 8358 -146 -12.62
アドバンテ 8920 -120 -8.64
TDK 15420 -200 -7.20
中外薬 4610 -47 -5.08
TOTO 6470 -210 -3.78
クボタ 2420 -90 -3.24
ファナック 26725 -75 -2.70
太陽誘電 5330 -70 -2.52
リクルートHD 5363 -22 -2.38
キッコーマン 7120 -60 -2.16
トレンド 5190 -50 -1.80
富士通 15260 -355 -1.28
ネクソン 3460 -15 -1.08
サイバー 6670 -150 -1.08
安川電 5380 -30 -1.08
第一三共 3093 -10 -1.08
コムシスHD 3205 -25 -0.90
JPX 2378 -23 -0.83