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韓国文政権に「反日」政治利用の代償。米韓同盟は希薄化、日本にすり寄るも孤立=勝又壽良

韓国の文在寅大統領は現在、どんな気持ちでいるだろうか。過去4年、飽きることなく「反日」発言を繰り返してきた。今、そのブーメランに圧迫されている。(『勝又壽良の経済時評』勝又壽良)

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※本記事は有料メルマガ『勝又壽良の経済時評』2021年3月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

プロフィール:勝又壽良(かつまた ひさよし)
元『週刊東洋経済』編集長。静岡県出身。横浜市立大学商学部卒。経済学博士。1961年4月、東洋経済新報社編集局入社。週刊東洋経済編集長、取締役編集局長、主幹を経て退社。東海大学教養学部教授、教養学部長を歴任して独立。

韓国を襲う「反日のブーメラン」

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は現在、どんな気持ちでいるだろうか。過去4年、飽きることなく「反日」発言を繰り返してきた。今、そのブーメランに圧迫されている。

韓国メディアは、これを「言葉の借金」に押し潰されていると形容したが、まさにその通りである。言葉は刃である。

文氏は、感情のままに不用意な発言を続けてきたのだ。その言葉ゆえに、日本は文氏の「ラブコール」に振り向かないのである。

日本批判「言葉の借金」とは

3月1日の「三・一節」(朝鮮独立運動記念日)で、文大統領は次のように演説した。「わが政府はいつでも日本政府と向き合って対話する準備ができている」と述べ、日本に向けて融和のメッセージを投げ掛けた。「過去に足を引っ張られているわけにはいかない」とし、「過去の問題は過去の問題として解決していき、未来志向的な発展により力を入れなければならない」とも述べたのである。

これを受けて、日本政府は先ず韓国が解決案を出すように要請し、日韓外交におけるキャッチボールは続かなかった。韓国の政権支持メディア『ハンギョレ新聞』(3月2日付)は、社説でこう述べている。

1965年の国交正常化後で最悪という話が出る韓日関係を解決するには、どちらか一方の一方的な譲歩では不可能だ。韓国政府が賢明な解決策を模索するとしても、過去の問題の基本原則である『被害者中心主義』を放棄できない。日本政府は『関係改善の契機は韓国が作らなければならない』という硬直した姿勢から脱し、対話に乗りだしてほしい。

出典:[社説]文大統領「相手の立場を考えての対話」、日本も応じてほしい : 社説・コラム : hankyoreh japan(2021年3月2日配信)

この社説こそ、韓国政府の真意であろう。

だが、旧徴用工賠償も旧慰安婦賠償も法的に解決済みである。韓国司法が下した判決によって、日本の企業も政府も拘束される義務はない。韓国政府が、「被害者中心主義」に則って、新たな賠償責任を果たせば良いことだ。国内問題を国際問題に拡大してはならない。

日本から見た韓国は、すでに信頼感を100%失っている。文大統領の反日演説が、それほど凄かったからだ。その実例を取り挙げたい。

2019年8月15日の光復節では、日本と手を取り合おうと言ったほどであった。これは、日本への和解メッセージである。日本が沈黙していると激怒。8月22日には「GSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)破棄」に出たのである。日本が輸出手続き規制を取り止めないから、GSOMIAを延長しないというものだ。日本へのお恵みで、GSOMIAを結んでやっていたという振る舞いである。

今度は、それまで沈黙してきた米国が、「GSOMIA破棄」に対して敢然と怒りを表明した。米国が、日本の代役で韓国を非難した構図となった。日韓GSOMIAは、日米韓三カ国による安全保障インフラである。米国が、こう主張して韓国に翻意を迫る事態となった。米韓に亀裂が入ったのは、これが最初である。文氏は、米国には反論できないので、日本に向けて鬱憤晴らしを始めた。それが、次の8月29日に行なった反日演説である。

1)日本は正直でなければいけない。日本は経済報復(注:輸出手続き規制)の理由も正直に明らかにしていない。

2)日本政府がいかなる理由で弁解しようと、過去の歴史問題を経済問題と連係させたのは明らかだが、率直でない態度と言わざるを得ない。

3)過去の過ちを認めず反省もせず歴史を歪曲する日本政府の態度が、被害者の傷と痛みを深めている。

4)独島(竹島)も日本領土という根拠のない主張を続けている。

この「本格的」日本批判は、2度目であった。ここまで常軌を逸した発言を見ると当時すでに、韓国の外交や経済が行き詰まっていた証拠であろう。以上の記述は、私のブログ(2019年9月1日)から採録した。

Next: 反日を国内政治に利用した罰。韓国は米中対立の根底がわかっていない



反日を国内政治に利用した罰

文氏が、こういう激烈な日本批判を行なった目的は、2020年4月の総選挙を意識したものだった。

最低賃金の大幅引き上げで失業者が急増するなど、文政権は経済的に難問を抱えていた。このままでは、与党は総選挙に敗北する。こういう危機感が強かっただけに、強烈な「反日風」を吹かせて、国内で反日気運を一挙に高める戦術に出たのである。

事実、総選挙では与党が「韓日戦」という幟を立てて、反日を煽り立てた。結果は、予想以上の戦果を上げ、総議席の6割を獲得した。以後、これが災いとなって国論分裂をもたらしている。

与党が、やりたい放題の立法を始めたのだ。野党の存在を完全に無視しており、検察改革と称して政権の疑惑捜査を封じるという民主社会では考えられない暴挙に出ている。もはや、「進歩派」の看板が泣く、超右翼的な振舞を演じているのだ。文大統領は、それを抑制するどころか鼓舞する始末である。韓国の民主主義は、死にかけているのが現状である。

文政権の反日は、このように国内政治に利用してきた。

反日批判=保守派排除という図式になったが、文政権はここで大きな見落としがあった。国際情勢の急変である。米中対立の長期化という新事態の発生だ。

米国は、トランプ政権からバイデン政権へ移行したが、米中対立はより激しさを増す構図に変わったのである。ここに、韓国の反日政策は行き詰まりが明らかになった。その理由は、次のようなものである。

米中対立の根底読めない外交

米中対立は、米国の防衛戦をシフトさせた。従来の朝鮮半島38度線は、マジノ線でなくなったのだ。インド太平洋が、米中対立の舞台に変わったのである。

韓国は、このことに気付いていないのだ。相変わらず、米韓同盟が最高ランクの位置づけと錯覚している。これは、もはや時代遅れとなっている。

新たな米国のマジノ線を担うのは、クアッド4ヶ国(日米豪印)である。こうなると、日米同盟、米豪同盟が核になる。米国が、日豪韓の三カ国に与えた外交的地位は、次の言葉によって明確に選別された。

米韓同盟=東北アジアの核心軸(リンチピン)
日米同盟=インド太平洋の礎(コーナーストーン)
米豪同盟=インド太平洋と世界の錨(アンカー)

米韓同盟は、東北アジアのリンチピン(車止め)であるが、日米同盟はコーナーストーン(礎石)、米豪同盟はアンカー(錨:いかり)である。誰が見ても「車止め」よりは、「礎石」や「錨」の格が上であることに気付くはずである。

韓国は、これまでの「38度線」がこびり付いており、世界情勢の変化を知ろうとしないのだ。いかにも、110年前の朝鮮李朝の演じた「外交音痴」を彷彿とさせるのである。

当時の国際情勢は、ロシア帝国が太平洋へ進出する「南下戦術」を模索していた最中である。これに気付いた米英は、ロシアの南下を食い止めるべく外交戦に出た。肝心の朝鮮李朝は、ロシアへ接近しており米英にとって最悪事態であった。そこで、朝鮮を日本領に編入させる外交ウルトラCに打って出たのである。

現在の韓国には、かつてのロシア帝国が中国に置き換わっただけである。現在、中国へ秋波を送る状態は、李朝と瓜二つの行動を始めていることになる。米国が、この状況を見て韓国に対し、「車止め」という軽い役割しか与えないのも頷けるのだ。

Next: 重要度が薄れた米韓同盟。韓国が日本にすり寄るのは必然か



韓国は日豪の高ランクに遅れ

韓国の役割が、「車止め」というのは言い得て妙であろう。「38度線」を動かないように守っていればそれでよし、とする任務である。

このことからいえば、米国の数ある同盟国の中で、韓国は「外様」の位置に格下げになる。韓国の認識では、米韓は朝鮮戦争で共に戦い血を流した仲間という血盟意識である。だが、米国のマジノ線がインド太平洋に移った以上、それに参加しない韓国は、「譜代」から「外様」に格下げなのだ。文政権は、この意味が十分に飲み込めないのである。気の毒な外交感覚である。

韓国が、「外様」に格下げされれば、日米同盟と米豪同盟が米国を支える重要二ヶ国に格上げである。豪州のモリス首相は、昨年9月に就任した菅首相とすぐに会談すべく訪日した。パンデミック下で、コロナ感染の厳戒体制にも関わらずの訪日だ。目的は、日豪の安全保障を巡る意思統一であろう。ここまで日本の役割が上がっていることは、日豪が米同盟国において「親藩」になった証拠とも言えよう。

アジアの日本が、米豪という欧州系国家の一員になっていることは、強い信頼関係が後ろ盾になっている。米・英・豪・カナダ・ニュージーランドは、「ファイブ・アイズ」という諜報機関の連合体を形成している。第二次世界大戦中から、機密情報の交換をしてきた仲間である。ここへの日本参加論が、英国によって進められている。河野防衛相(当時)は、参加意思を表明したほどだ。機密情報の交換は、高度の信頼関係があってこそ可能である。日本の対外信用度は、ここまで高くなっているのである。

韓国から見た日本は、羨ましい限りのハイレベル国家になっている。米国は、この日本と韓国を比較して、どちらの意見に耳を傾けるか想像してみて欲しいのである。

米国が、日本に対して最大の問題としてきた旧慰安婦問題は、日韓慰安婦合意で政府間協定にまで高め解決したはずである。文政権は、それを骨抜きにしたのだ。日本は、米国に対して「後ろめたい」点が1つもなく、「インド太平洋戦略」ではコーナーストーンの役割を担う。米国に対する日韓の立ち位置は、日本が韓国をはるかに上回っているはずである。

文在寅は日韓和解ポーズを取らざるを得ない

こうして、文大統領は米国の手前もあり、日韓和解ポーズを取らざるを得ない。

だが、これまでの過激な反日演説が災いしている。日本は韓国の底意を疑って当然であろう。文氏の日韓和解ポーズには、次の計算が働いている。

韓国は、7月の東京五輪を利用して日米韓朝4ヶ国の首脳会談を開ければ、文氏が最大の外交立て役者になれるというソロバンを弾いている。韓国与党は従来、東京五輪に反対姿勢であった。福島の放射能汚染を騒ぎ立て、韓国選手団には食材を韓国から持ち込むとまで嫌がらせをしてきたのだ。

現に、料理用としてホテルとの契約まで済ませていた。それが一転、「東京五輪へ協力」と前言を翻した。韓国を信用できない理由は、こうしていくらでもある。

Next: 日米から信頼を失った文政権。今後はどう出る?



日米から信頼を失った文政権。今後はどう出る?

文政権は、日本と米国から信頼を失った。

米国からは、「クアッド+α」としての参加を断っていること。日本からは、国際法に違反する判決を金科玉条にして、日本へ責任を擦り付けていることだ。

韓国は、このように日米から信頼を失って、今後どういう道を選ぶのか。

米中対立の長期化は、米中デカップリング(分断)へ進んでいく。米国バイデン政権は、「価値同盟」という心のつながりを強調する。

文政権が、中国との「二股外交」を求めるのは、言葉は悪いが「不倫願望」と同じ意味である。表面的に価値観を米国と共にしながら、現実の欲望は中国に向ける。こういう浅ましい外交観念が、欧米の価値「純潔主義」から受け入れるはずがない。

中国共産党は、ここまで欧米の民主主義国から忌避されている。韓国は、この現実を肌で感じることが必要なのだ。
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  • 「反日戦士」文在寅、言葉の借金に潰され 日本振り向かず「放浪外交へ」(3/4)
  • 内外で「凶暴化」する習近平 海警船で狙う尖閣、アント金融弾圧の「無謀」(3/1)

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2021年2月配信分
  • バイデンから引導渡された韓国、米同盟国でも「外様国家」へ格下げ(2/25)
  • 文在寅、日韓関係改善を「断念」 次期政権へ放り出す無責任「米が反日チェック」(2/22)
  • 中国経済「欠陥構造」 重要指標が示唆する凋落の足音(2/18)
  • 不可能な「日韓和解」 恥の文化がない韓国と日本は「水と油」(2/15)
  • 米中「30年戦争」 中国は急激な出生減で暗黒予兆、米国包囲網も重なり「重圧」(2/11)
  • 米国インド太平洋戦略から韓国脱落、文在寅「空想外交」の破綻(2/8)
  • 文在寅の異常な「北朝鮮愛」 暴かれた原発贈与プランに世論沸騰(2/4)
  • 「暴走中国」 安保と経済で落とし穴に嵌まり 自ら危険信号発す(2/1)

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2021年1月配信分
  • 「正念場」の文在寅、反日から“半親日”へ化粧替え目的は「南北交流」(1/28)
  • 「遠吠え」中国、手強いバイデン政権へ揉み手で接近も「空振り」(1/25)
  • 日本へ「白旗」掲げた文在寅、慰安婦・徴用工など歴史問題で「自縄自縛」(1/21)
  • 西側の技術封鎖! 中国は間違いなく「巣ごもり破綻」(1/18)
  • 文在寅、「紅衛兵」使い民主主義壟断 日韓問題は修復されないまま時間切れ(1/14)
  • 「断交寸前」反日判決、旧慰安婦賠償で危機招く文在寅「日本は無縁」(1/11)
  • 「傲慢&無知」中国、欧米一体で封じ込め戦略、英独仏がアジアへ海軍派遣(1/7)

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2020年12月配信分
  • 「ドン・キホーテ」文在寅、ド素人政治が招く国内混乱 いよいよ深まる自滅の道(12/28)
  • 「命運尽きる」 文在寅 ワクチン輸入手配怠り、国民総スカン(12/24)
  • パンデミック下、中国経済は独り勝ち? これだけある「不安の種」(12/21)
  • 文在寅の敗北、支持率35%接近でレームダック化 「コロナと検察」が鬼門(12/17)
  • 検察無力化へ暴走する文在寅 「油断大敵」 国民が牙を剥いて逆襲(12/14)
  • 中国、間もなく正念場 人口減で「大言壮語」はバカにされる!(12/10)
  • 検察から捜査権奪う文政権の横暴、検察総長追放劇の不条理さ(12/7)
  • 習近平の空疎なTPP参加論、国有企業が壁。只のジェスチャーで終わる(12/3)

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2020年11月配信分
  • 韓国大統領、文在寅の「正体」を暴く(11/30)
  • 「円高ドル安」定着へ。ダウ3万ドル突破の米経済、長期の低金利が支柱(11/26)
  • 「半導体戦争」緒戦で中国敗北、首位・紫光集団がデフォルト 対米覇権競争に大きな壁(11/23)
  • 日本に「白旗」の文在寅、東京五輪に協力 狙いは外交突破口探し 徴用工問題を凍結(11/19)
  • 狂った韓国、悪代官・秋法務部長官にヤラセ放題 国民が文在寅を見放す兆候現る!(11/16)
  • 中韓襲う「バイデン旋風」、同盟強化戦術で吹き飛ぶ文の「反日」、習の「恫喝」(11/12)
  • 混迷した大統領選 「弱い米国」の前兆という悲観論はこれだけ間違っている!(11/9)
  • 文在寅の「積弊一掃」革命は失敗、韓国を再起不能にさせる「これだけの理由」(11/5)
  • 高い経済目標で国民を釣る「習皇帝」 終身国家主席の野望目的でエサを蒔く(11/2)

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2020年10月配信分
  • WTO事務局長選で失敗、文在寅の思惑が大外れ。日本を逆恨みする「反日・甘えの構造」(10/29)
  • 買い被られる中国経済の復活力、所得格差拡大で息切れ。内需主導は幻に(10/25)
  • 米大統領選、トランプvsバイデン 中国政策は違うのか、日本との関係は?(10/22)
  • 文在寅の陰謀、米から統帥権を得れば北朝鮮と軍事的に共謀可能。南北統一狙う(10/19)
  • 文在寅、北朝鮮への盲目愛が招く中国重視。米中対立の先を読めずに外交破綻(10/15)
  • 先進国共通「くたばれ中国」 この怨嗟で包囲される習近平、英豪が北京冬季五輪に不参加も(10/12)
  • 日米豪印、中国対抗で足並み「NATOアジア版」目指す。韓国は空白地帯(10/8)
  • 目を覚ませ文在寅、「天敵」朴正熙2つの遺産を食い潰せば韓国が滅びる危険(10/5)
  • 習近平の危機、四面楚歌の中で模索する新経済戦略。日本へ接近するこれだけの事情(10/1)

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2020年9月配信分
  • 習近平失脚の可能性もある中国、周辺国への軍事脅迫に潜在的な亡国危機(9/21)
  • 韓国はドイツを見倣え、経済よりも同盟優先で中国へ「三行半」、安保が国家の基本(9/17)
  • 文在寅の夢は南北統一、米国の世界戦略と大きな齟齬が招く「韓国の危機」(9/14)
  • 安倍を悪者にする韓国、1980年代の国際感覚で日本批判 米中対立に目を向けよ(9/10)
  • 中国の運命握った米国、金融・半導体で首根っこを抑える。EUも反中で結束し袋小路(9/7)
  • 世界の投資家、バフェットが5大商社へ集中投資。企業改革認め「日本の未来へ参加」と声明(9/3)

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2020年8月配信分
  • 韓国は「絶滅危惧種」 人口減でも対策放棄、南北統一前提に「社会主義化」し日本と戦う(8/31)
  • 米大統領選、トランプはバイデンに勝てる? 世論調査の「虚」を突く(8/27)
  • 米の一撃、ファーウェイへの全面禁輸で「5G」は潰れる。中国に致命的損害(8/24)
  • 文在寅は韓国のヒトラー、司法を完全掌握し政権に不利な捜査を阻止。進歩派の永久政権狙う(8/20)
  • 「張り子の虎」中国、ドル圏締出し恐れ鎖国経済の準備。脆弱構造を100%露出(8/17)
  • 深刻化する米中対立、事大主義の韓国は中国びいき。文政権は消える運命(8/13)
  • コロナ禍、世界経済支配を確実にした米ドル。デジタル人民元はどう対抗するのか(8/10)
  • 中国、自然破壊がもたらす亡国危機。異常高温で生き地獄、米国と決別できぬ事情(8/6)
  • 北朝鮮並みの韓国政治、絶対多数武器に国会審議省略、軍事政権以上の強権振う(8/3)

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2020年7月配信分
  • 中国経済「最後の審判」 不動産に支えられヨタ歩き、財政支出切り詰め「格付け維持狙う」(7/30)
  • 韓国は分裂社会、支持層だけに顔を向ける文政権、日韓の高齢化率逆転20年早まる(7/27)
  • 米中は戦うのか、第一次世界大戦前夜と類似状況、習氏の錯誤が招く開戦危機(7/23)
  • 朝鮮戦争の英雄・ペク将軍、葬送翌日に親日レッテル貼りした文政権。李朝政治の踏襲が国を滅ぼす(7/20)
  • 中国の南シナ海占拠に「不法宣言」した米国、冷戦激化で破綻する韓国二股外交(7/16)
  • 欧米を敵に回した中国、香港問題で払う代償莫大。早くも巣ごもり経済覚悟の悲壮感(7/13)
  • 超大国狙う中国、半導体技術で越せぬ壁。高齢化社会入りの終末期、韓国外交は混迷(7/9)
  • 韓国文政権の悪辣、対日外交置き去りで内政面のテコに利用、日本との対立は不利益被るだけ(7/6)
  • 日韓チキンゲーム勝利は日本、高い支持率の罠に嵌まった文政権、譲歩の機会逸し自滅の途(7/2)

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2020年6月配信分
  • ワクチン開発競争、米国が中国制し7~9月供給、英国も続くが日本は3月開始へ(6/29)
  • 過剰負債の中国は庶民救済に壁、24省で大洪水被害も重圧、景気回復望めず(6/25)
  • 凶暴化する中国の軍事対決、周辺国は対中結束を強化、さ迷う韓国(6/22)
  • 文在寅の蒙昧開いた北のビル爆破、反共の看板捨て「反日」突進の代償、破綻する二股外交(6/18)
  • 李首相の「露店」推奨拒否する習主席、「小康社会」優先でメンツ譲らず、経済は大混乱(6/15)
  • コロナ禍が早める中国経済の衰退 「チャイメリカ」消滅で孤立、韓国は米中どちらに付くか(6/11)
  • 香港金融市場へ圧力受ける中国、生殺与奪の権握る米国が絶対優位、韓国の対応微妙(6/8)
  • 醜い韓国 神聖化した元慰安婦を一転、誹謗中傷する進歩派の狂気と狙い(6/4)
  • 国際感覚ゼロの韓国、香港問題で中国へ擦り寄る悲劇、景気回復は2年以上先(6/1)

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2020年5月配信分
  • 経済無策の文政権、コロナ禍・米中対立の悪影響を凌ぐ道なし、財政依存の限界明らか(5/28)
  • 経済混乱を隠す中国、香港・台湾への強硬策で米国と激突、韓国の見苦しい狼狽(5/25)
  • 検察のメスが入った元慰安婦支援運動、たった1人で率いて韓国食い物に(5/21)
  • 李朝と同じ改革無関心、既得権益集団が支配する社会、コロナ後の失速は確実(5/18)
  • 「ウソで固めた」中国、冷戦勝負どうなるか。米国は貿易・技術・資本市場3面の排除で決定的優位へ(5/14)
  • コロナ後の米中新冷戦、米国はTPPへ復帰し中国包囲網、韓国の日本接近(5/11)
  • 家計債務急増、免れない韓国経済の衰退、いずれ「第二のギリシャ」へ(5/7)
  • 深まる米中コロナ対立、揺さぶられる韓国二股外交、米の脱中国圧力に屈するか(5/4)

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2020年4月配信分
  • コロナ後の世界、米国の優位増し中国は凋落、韓国の風見鶏も苦境(4/30)
  • 北朝鮮・金正恩氏に脳死説、南北関係に転機も韓国に本格支援する力はない、米国に有利(4/27)
  • 韓国、マスク支援先に日本含めるか検討中、台湾は黙って200万枚寄贈、友好国の証どちらが強い?(4/23)
  • コロナで世界を敵に回す中国、建国以来の最大危機、金融面で大恐慌乗り切れるか(4/20)
  • 反日大統領が率いる韓国、ポストコロナは日本なしで生き延びられない宿命(4/16)
  • 「ひ弱な花」韓国企業、コロナショックで流動性危機は不可避、格付け大量引下げへ(4/13)
  • 韓国の「コロナ不況」失業は慢性化、日本へ大量の出稼ぎ時代が来る(4/9)
  • 中国武漢市の「終息宣言」早とちり、米は科学力で対抗し最後は「米中経済分断」措置へ、韓国どうする?(4/6)
  • 今年の中国は最悪ゼロ成長、韓国経済水没は不可避、脱出口は?(4/2)

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2020年3月配信分
  • 「世界的現金不足」時代へ、韓国は流動性軽視が仇、通貨危機に見舞われて当然(3/30)
  • 「コロナ蔓延」米中対立へ火に油、米は外交官引き上げ「戦時体制」、韓国どうする?(3/26)
  • 世界コロナ感染 欧米も直撃し大災害 韓国経済危機は2年続く(3/23)
  • 「ウォン沈没」、ドル不足対策空振り、正念場を迎える文政権、日韓通貨スワップにすがる(3/19)
  • やっと気付いた韓国 最後の安全弁は日韓通貨スワップ協定 掌返しで日本へ低姿勢(3/16)
  • 中国「コロナ」で孤立、米国も感染者1000人超、リスク忌避で「米中分断論」(3/12)
  • 日本の入国制限に反発する韓国、「コロナ」検査能力を自慢も日本の治療体制に及ばず(3/9)
  • 新型ウイルス禍、米国経済へ波及し中国の早期回復不可能、韓国は大きな試練迎える(3/5)
  • ウイルス禍で孤立する中国 「中韓運命共同体」を信ずる韓国はどうなるか(3/2)

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2020年2月配信分
  • ウイルス感染、韓国は最大被害国、総選挙で文政権の敗北不可避(2/27)
  • 中国はSARS上回る大打撃が確定 韓国に波及する通貨不安を防げるか(2/24)
  • 韓国「低血圧」経済、中国不況が直撃、最大の被害国へ転落(2/20)
  • 米中、ウイルス禍でデカップリングに現実味、中国が原因究明に非協力(2/17)
  • 韓国、再びGSOMIA破棄の動き、4月総選挙で窮地挽回の「奇手」は成功しない(2/13)
  • 新型ウイルス 8月に終息? 被害額はSARSの100倍(2/10)
  • 中国クライシス全開、新型ウイルスが引き金で信用破綻の恐れ、ここ半年間の動向が命運握る(2/6)
  • 新型ウイルスに晒される韓国、今年前半はマイナス成長、ウォン安が招く通貨危機(2/3)

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勝又壽良の経済時評』(2021年3月5日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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勝又壽良の経済時評

[月額864円(税込)/月 毎週木曜日(年末年始を除く)予定]
経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。

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