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「反日にはもう騙されぬ」韓国国民が覚醒、4/7ソウル市長選大敗で文政権は瓦解する

韓国で4月7日に開票される「ソウル市長選挙」の結果次第で、文在寅政権が沈みかねない情勢となっている。与野党の一騎打ちとなっており、与党の候補者は超反日である。今回は各候補者について紹介し、最新の文在寅大統領の支持率とともに今後の政治動向について解説したい。(『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』)

※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2021年4月5日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

韓国ソウル市長選挙は最重要

今回の韓国経済メルマガは、経済的な話題というよりは政治的な内容になる。韓国で最重要とされるソウル市長選挙について特集したい。すでに4月2日から事前投票が開始されている。

まずは、実質的に一騎打ちとなっている与党・野党の2人の候補者と、文在寅政権の最新の支持率を確認したい。

もちろん、韓国のソウル市長選挙なんて、一般の日本人にとってはどうでもよい内容であろう。しかし、今後の韓国経済や政治に多大なる影響を与える情勢となっていて、さすがにこれを無視して韓国経済を特集するのは不利益だと判断した。しかも、候補者の1人は超反日なのである。

まずは、2人の候補者から見ていこう。

与党「朴映宣」 vs. 野党(元ソウル市長)「呉世勲」

今回のソウル市長選挙の候補者は13人いるのだが、実質、与党「民主党」の朴映宣(パク・ヨンソン)候補と、野党「国民の力」の元ソウル市長の呉世勲(オ・セフン)候補の一騎打ちとされている。

すでに「誰に投票するかの」事前調査で、この2人に票が集まっていることが確認されている。

与党の候補者「朴映宣」は反日の急先鋒

さて、与党の朴映宣氏といえば、文在寅政権で中小ベンチャー企業部長官として反日を扇動してきた人物である。もともとMBCの記者で、東京特派員として知名度もある。

2019年6月、日本政府が半導体素材が北朝鮮やイランに横流しされている恐れがあるとして、輸出管理強化やホワイト国リストから韓国の除外に踏み切ったことを覚えている方は多いだろう。

それを韓国政府は「輸出規制」と大反発。そのときに先頭に立ったのが朴映宣氏で、「日本との経済戦争で勝利する」と反日言動や日本製品の不買運動、ノージャパンを繰り返した。

「素材を100%国産化する」「韓国の中小ベンチャー企業は部品と素材産業の独立宣言を準備しなければならない」と脱日本依存の脱却を宣言するが、2年を経過しても脱日本依存は進んでいない。政治的には野党の親日派を売国奴と呼んだりして反日全開であった。

以前にも当メルマガで指摘したが、半導体素材で重要なのは「フォトレジスト」や「フッ化水素」などだが、このフッ化水素の輸入が若干減ったぐらいで、あとは半導体製品の需要増加とともに逆に輸入が増えている。

輸出管理強化以来、何度も韓国は「フッ化水素の国産化に成功した」とのニュースを流しているが、中国に輸出された日本製のフッ化水素を中国から輸入しているだけである。

もはや懐かしいと思うが、その脱日本依存を掲げた中心人物が朴映宣候補だ。氏が筋金入りの反日ということは、ここまで読めば理解できるだろう。

しかし、その反日のメッキが外れていく。朴映宣の夫が「日本の不動産」を所有していたことが原因だ。

Next: 剥がれた反日のメッキ。ソウル市長選挙から目が離せない理由



反日はポーズ?与党候補「朴映宣」の裏の顔

反日なのに、日本の不動産を所有しているとして批判が集まった。しかも、そればかりではない。日本車も乗り回している。それが明るみになり、批判されたことで最近になって『レクサス』を売却したのだ。

そもそも、文在寅政権の上位50人が日本車を保有していた。つまり、韓国の学生に反日運動を展開させていた一方、自分たちは日本車を乗り回していた。

このような韓国議員の矛盾する行為を「選択的反日」という。どちらにせよ。国民の反日感情を道具として利用している。そんな裏の顔が暴露されたことで、朴映宣候補はどんどん民衆からの支持を失っていった。

そもそもセクハラが暴露されて自殺した元ソウル市長は民主党なのに「補欠・再選挙では辞任(今回は自殺)の原因となった政党から候補者を出してはならない」という党則も完全に無視している。

しかも、ただの反日扇動家なので、テレビ討論をすればするほど化けの皮がはがれていき、若者を中心に支持者がどんどん消えていく。そして、最新の支持率で野党の呉世勲(オ・セフン)候補との支持差が20ポイントにまで広がった。

こんな状態でソウル市長選挙に勝てるはずがない。支持率通りだとすれば、もはや、投票する前に勝敗が決しているのだ。

野党の候補者「呉世勲」氏に軍配か

次に野党「国民の力」の候補者の呉世勲(オ・セフン)候補だが、元ソウル市長なので、一度、選ばれたこともあり、やはり市長経験もあってか、ただの反日扇動家の与党候補よりも遙かに実績を持っている。

弁護士出身でもあるので、実に論理的に市政を動かしていった。2006年からソウル市長として市政を行い、代表的なのがデザインソウル政策の「漢江ルネサンスプロジェクト」や「東大門デザインプラザ&パーク」など。2010年の「世界デザインの首都」にソウル市が選定された。しかも、彼は逆境の中でも、僅差で2010年のソウル市長選挙に再選している。

彼がやめた理由は2010年の「学校給食無償化を巡る住民投票での敗北」である。彼は小学校の学校給食の無償化に反対して、住民投票を行い負けたら辞任するという覚悟で挑んだが、住民投票を実施するかどうかの判断において得票率は25.7%。33.3%(実施が成立する票)を取れなかったことで潔く敗北を認めて辞任した。

話は脱線すが、昨年末にWTO事務局長選が行われたが、韓国の候補は圧倒的に負けているのにも関わらず、WTOが辞退を勧めても選挙戦に居直った。トランプ前大統領が負けて、バイデン氏がWTOのナイジェリア候補を支持すると述べたことでようやく辞退したのだ。このように、潔く敗北を認めるケースは韓国では多くない。しかし、呉世勲氏は住民投票に負けたことで、潔くソウル市長から辞任した。

そういった韓国では珍しい謙虚な姿勢や過去の実績が評価されて、与党の反日扇動家とは比べものにならないほど支持を得た。

私も2人の候補者について調べていたら、やはり、野党候補の方がまともだという印象を受けた。もちろん、私が反日扇動家を支持する理由はないので当たり前なのだが。

支持率は3月25日の時点で、呉世勲候補55%、朴映宣候補36.5%となっている。それで、呉世勲候補も何か反日発言をしているのではないかと調べてみたが、現在のところは日本語のニュースでは見つかっていない。

Next: 土地不正登記疑惑で反感招く。文在寅大統領「支持しない」が58%超え



文在寅大統領の支持率は32%、不支持率は58%

最後に文在寅大統領の最新支持率を確認しておくと、4月2日には32%と最低支持率を更新した。不支持率は58%。不支持の理由としては「不動産政策」(40%)が最多で、やはり、LH職員らの土地不正登記疑惑が圧倒的に影響している。

すでにLH職員らの土地不正登記疑惑については当メルマガで特集したわけだが、どうやら文在寅政権に引導を渡す事件になりそうだ。

【関連】韓国で「モリカケ級」2つの不動産投機疑惑。捜査前に2名自殺、文政権の致命傷となるか

ソウル市長選挙の敗北で与党がさらに支持を失うことは必至。ここから支持を引き上げるには、強烈な反日政策しかないわけだが、現在のところ、文在寅大統領は反日を封印している。

しかし、ソウル市長選挙で負ければ、日本の固有の領土である「竹島」に不法侵入した元明博大統領のように過激な反日を行う可能性はあるとみている。

そうなれば、徴用工問題における日本企業の資産現金化や元慰安婦裁判による日本政府への賠償命令で、ソウル大使館の差し押さえなどの動きが出てくるかもしれない。

何はともあれ、反日を封印した文在寅大統領は日本人からしてもつまらない存在だ。このまま行けば大統領を辞任した後に逮捕される運命であるが、彼は元明博大統領や前朴槿恵大統領を牢屋送りにした張本人だ。歴史は再び繰り返される。

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2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』(2021年4月5日号)より一部抜粋・再構成
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。

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