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NYの視点:米主要パイプライン稼働停止で価格上昇懸念、今週は入札にも注目

NY連銀の発表によると、4月の世帯期待インフレは1年が3.4%と、3月の3.2%から上昇した。2013年の9月来で最高となる。一方で3年の期待インフレは3.1%と変わらずだった。

特に住宅価格、賃貸などで上昇が見られ、住宅価格は5.5%と、3月の4.8%を更に上回り、過去最高となった。賃貸も9.5%増が見込まれており過去最高となる。一方で、賃金の伸びは鈍化が見込まれている。現状で2.4%増と、3月の2.8%増からは鈍化。

今週は消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)でさらに最近のインフレ動向を判断する。米国の主要パイブラインはサイバー攻撃により稼働停止となった。週末までには復旧すると発表されたが、今後、原油中心に燃料不足が価格の上昇に勢いをつける可能性も懸念される。今週はまた、財務省が、3年、10年、30年債入札を予定しており、国債相場のさらなる下落要因となる可能性がある。

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