午後の東京外為市場でドル・円は1ドル=108円80銭台で推移。5年物TIPSと通常国債の利回り差であるブレーク・イーブン・インフレ率は、10日に2.72%と、2011年4月以来の数値となった。インフレと金利上昇によりリスクオフのムードが高まっているようだ。
一方、東京株式市場は日経平均が936.99円安と本日の安値圏での推移が続いている。前場のTOPIXの下落率はマイナス1.98%となっており日銀のETF買いの発動基準では見方が分かれていることから、積極的に上値を取る動きが乏しいようである。また、インフレ懸念による金利上昇も半導体関連株に対する下押し圧力になっているもようだ。