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日経平均は4日ぶり大幅反発、米卸物価「想定内」で反動高

日経平均は4日ぶり大幅反発。13日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反発し、433ドル高となった。4月の卸売物価指数(PPI)の伸びは市場予想を上回ったが、消費者物価指数(CPI)の大幅な上振れを見た後だけに想定内と受け止められた。長期金利の上昇は一服し、失業保険申請件数の減少なども好感された。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで275円高からスタートすると、前日までの3日間で2000円あまり下落した反動から上げ幅を拡大。引けにかけて28139.96円(前日比691.95円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比636.46円高の28084.47円となった。なお、オプション5月物の特別清算指数(SQ)は27748.22円。東証1部の売買高は12億6620万株、売買代金は2兆8867億円だった。業種別では、精密機器、その他金融業、その他製品が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、鉄鋼など4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は16%となった。

個別では、日経平均への寄与が大きいファーストリテが3%超上昇したほか、東エレクやレーザーテックのように前日まで下げのきつかった値がさハイテク株が大きく反発した。ソフトバンクGやソニーG、トヨタ自も堅調。決算発表銘柄ではオリックスが5%を超える上昇となり、IHIや太陽誘電、ニコンは急伸。また、アシックスがストップ高水準で取引を終え、いすゞも東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、日本製鉄は利益確定売りに押されて逆行安となり、キーエンスも小安く引けた。決算発表銘柄ではセコムが3%近く下落し、ピジョンやカシオは急落。また、板硝子などが東証1部下落率上位に顔を出した。

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