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米FOMC声明に対する関心高まる

 6月11日発表の6月ミシガン大学消費者信頼感指数は、86.4で市場予想を上回ったが、1年期待インフレ率は5月実績の4.6%を下回る4.0%にとどまった。5-10年期待インフレ率は2.8%で5月から0.2ポイント低下。すでに発表された5月消費者物価コア指数は前年比+3.8%で予想を上回っているが、インフレ加速の兆候は確認されていないことから、金融緩和策の早期縮小観測は後退。今週15-16日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では金融政策の現状維持が決定される見込みだが、FOMCの声明で「インフレ圧力の高まりは経済活動の再開に伴う一過性の現象」との見解が表明される可能性は高いとみられる。

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