連休明けの日経平均は大幅続伸で始まり、2万8,000円を上回る場面も。ここからどう動く?――正五角形で相場を読み解くペンタゴンチャート最新日米市場分析。――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)
※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2021年7月25日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。
ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている
黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し
日経平均株価 下げ止まったのか
<先週の動き>
A点が位置する時間帯に下ヒゲの長いローソク足を示現した日経平均株価は反発に転じてたものの、ABラインに到達するとABラインに沿って下落。B点が位置する時間帯にB点に引き寄せられている。
次の注目日は、7月28日前後である。
A点水準:約2万9,300円
B点水準:約2万7,400円
C点水準:約2万6,200円
D点水準:約2万8,200円
<今週のポイント>
BDラインに注目したい。下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、右肩上がりのBDラインに沿って推移していくことが求められるからだ。逆に、BDラインを割り込んでくると、再び下値を試すことになろう。
C点にも注目したい。週央にC点が位置する時間帯を通過する。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出るのか否かがポイントになるからだ。
<現在の相場状況(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)>
トレンドのポイント(長期):上昇トレンドの下落局面である。
<あくまで参考売買ポジション(短期)(利益を保証するものではなく取扱いに注意)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、2万8,800円を終値で越えることである。
<今週のメインシナリオ>
上値の重たい展開が続いている。右肩下がりのABラインに沿って推移をしている。また、上値が右肩下がりに推移している。上値抵抗線ADラインも控えているからだ。この場合、2万7,000円を割り込む可能性も出てくる。
<サブシナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性も残っている。B点が位置する時間帯が変化日となり下げ止まった可能性はある。しかも、B点を通過した直後はBDラインに沿った動きを見せている。そして、C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。この場合、2万9,000円台に乗せていくことが期待される。
Next: ニューヨーク・ダウ 最高値を更新~米国市場分析
ニューヨーク・ダウ 最高値を更新
<先週の動き>
下値支持線と期待されたABラインを割り込みトリプルトップを形成するのかと考えられたNYダウだが、下値支持線ADラインに到達すると大きく反発。B点が位置する時間帯を通過した後も陽線が続き3最高値を更新5,000ドル台に乗せてきた。
次の注目日は、7月28日前後である。
A点水準:約3万3,200ドル
B点水準:約3万5,800ドル
<今週のポイント>
BDラインに注目したい。堅調な展開が続き最高値を更新していくのであれば、上値抵抗線として存在しているBDラインを超えていくことが求められるからだ。逆に、超えることが出来ないのであれば、上値の重たい展開に移行する可能性が出てこよう。
C点にも注目したい。週央にC点が位置する時間帯を通過する。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かにも注目したい。
<現在の相場状況>
(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
トレンドのポイント(長期):上昇トレンドの上昇局面である。
<あくまで参考売買ポジション(短期)(利益を保証するものではなく取扱いに注意)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、3万4,000ドルを終値で割り込むことである。
<今週のメインシナリオ>
堅調な展開となっている。右肩上がりのADラインが下値支持線として存在している。また、B点が位置する時間帯以降も陽線が続いているからだ。この場合、3万6,000ドルを窺う動きになっていこう。
<サブシナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性がある。また、BDラインが上値抵抗線として控えているからだ。この場合、ADラインを割り込み、34,000ドルを割り込んでいくことが考えられる。
Next: ナスダック 最高値更新は続くのか~米国市場分析
ナスダック 最高値更新は続くのか
<先週の動き>
高値を示現後、ペンタゴンのど真ん中の時間帯にかけて押し目を形成。ただし、ペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり反発に転じ、最高値を更新している。
次の注目日は、7月29日前後である。
<今週のポイント>
CEラインに注目したい。堅調な展開を維持するのであれば、右肩上がりのCEラインが下値支持線になることが求められるからだ。逆に言えば、CEラインを割り込むと、上値の重たい展開に移行することになろう。
D点にも注意したい。週末にかけてD点が位置する時間帯を通過する。したがって、流れが変わるのか否かがポイントになるからだ。
<現在の相場状況>
(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
トレンドのポイント(長期):上昇トレンドの上昇局面である。
<あくまで参考売買ポジション(短期)(利益を保証するものではなく取扱いに注意)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、1万4,250ポイントを終値で割り込むことである。
<今週のメインシナリオ>
上昇トレンドが続いている。C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯より上昇に転じている。また、下値支持線CEラインが控えている。そして、高値を更新してきているからだ。この場合、1万5,000ポイントに乗せていくことが期待出来よう。
<サブシナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。D点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。また、上値抵抗線としてBDラインおよびDEラインが存在しているからだ。この場合、1万4,000ポイントを割り込んでいくことになろう。
※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2021年7月25日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛した個別銘柄の展望もすぐ読めます。
『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2021年7月25日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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