■株主還元
サムティは、株主に対する利益還元を経営の最重要課題の1つであると認識しており、配当についても、業績を反映させるとともに、今後の事業計画や財政状態を総合的に勘案した上で実施する方針としている。
2021年11月期の年間配当額については、期初予想(期末配当)を増額修正し、前期比4円増配の1株当たり86円(中間39円、期末47円)を予定している(予想配当性向は26.8%~29.0%)。同社は、配当性向30%を目標水準としているが、弊社では、今後も利益成長による増配余地は大きいと見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)