9月10日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり185銘柄、値下がり38銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は反発。9日の米国市場でNYダウは4日続落し、151ドル安となった。新型コロナウイルス変異株の感染拡大による景気鈍化懸念が広がった。ただ、東京市場では引き続き自民党総裁選を前に次期政権への期待が高く、先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いも入り、日経平均は81円高からスタート。利益確定の売りが出て伸び悩む場面もあったが、前場中ごろを過ぎて香港株の反発などを追い風に上げ幅を急速に広げると、後場に入ってからも堅調に推移してこの日の高値で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比373.65円高の30381.84円となった。終値としては2月16日(30467.75円)に次いで今年2番目の高値となる。なお、先物・オプション9月物のSQ値は30085.93円。東証1部の売買高は14億8600万株、売買代金は3兆9283億円だった。業種別では、証券、その他金融業、化学が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、空運業、電気・ガス業、医薬品など4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の88%、対して値下がり銘柄は10%となった。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約91円押し上げた。同2位はアドバンテとなり、リクルートHD、信越化、ファーストリテ、エムスリー、資生堂などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはエーザイとなり1銘柄で日経平均を約28円押し下げた。同2位はネクソンとなり、中外薬、京セラ、アステラス薬、KDDI、大塚HDなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 30381.84(+373.65)
値上がり銘柄数 185(寄与度+436.40)
値下がり銘柄数 38(寄与度-62.75)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 54550 2550 +91.83
アドバンテ 11100 370 +26.65
リクルートHD 6987 226 +24.42
信越化 20620 665 +23.95
ファーストリテ 75880 480 +17.29
エムスリー 8189 163 +14.09
資生堂 8232 330 +11.88
テルモ 5200 82 +11.81
ファナック 26305 325 +11.70
ソフトバンクG 7179 54 +11.67
NTTデータ 2211 59 +10.62
太陽誘電 7250 270 +9.72
日東電 9410 200 +7.20
ソニー 12235 185 +6.66
ヤマハ 7250 180 +6.48
ダイキン 29155 175 +6.30
第一三共 2870.5 57 +6.16
エプソン 2315 83 +5.98
日産化学 6920 140 +5.04
バンナムHD 8502 128 +4.61
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エーザイ 8300 -793 -28.56
ネクソン 2059 -178 -12.82
中外薬 4175 -61 -6.59
京セラ 7317 -48 -3.46
アステラス薬 1902 -9 -1.62
KDDI 3728 -6 -1.30
大塚HD 4953 -36 -1.30
コマツ 2797.5 -29 -1.04
丸井G 2085 -25 -0.90
クボタ 2391 -23.5 -0.85
ミツコシイセタン 773 -18 -0.65
高島屋 1144 -31 -0.56
アルプスアル 1261 -10 -0.36
出光興産 2714 -20 -0.29
Jフロント 998 -15 -0.27
大日住薬 2083 -7 -0.25
東ガス 2168.5 -33.5 -0.24
トクヤマ 2249 -33 -0.24
小田急 2548 -12 -0.22
大ガス 2155 -26 -0.19