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米国株見通し:上げ渋りか、FOMCや竜巻の影響を見極め

(14時00分現在)

S&P500先物      4,728.70(+16.7)
ナスダック100先物  16,391.00(+59.0)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調。NYダウ先物は130ドル高。NY原油先物(WTI)は強含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

10日の主要3指数は反発。S&Pが約1カ月ぶりに最高値を更新したほか、ダウは200ドル超高で節目の36000ドルに迫った。この日発表された消費者物価指数(CPI)は39年ぶりの高い伸びを記録し、インフレ高進が鮮明に。ただ、市場予想の範囲内にとどまったことから米10年債利回りが低下し、ハイテク株買いが相場をけん引。新型コロナウイルス・オミクロン株への懸念が和らぎ、VIX指数の低下も株買いを後押しする要因となった。

今晩は上げ渋りか。原油相場の持ち直しを受け、エネルギー関連への買いが指数を押し上げる可能性があろう。また、足元で発表された強い経済指標で、回復期待による買いも継続しそうだ。半面、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での引き締め加速への見方に変わりはなく、積極的な買いを抑制しよう。一方、前週末に南西部で発生した竜巻による甚大な被害が観測されており、経済への影響が不安視されれば売りが強まるだろう。

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