12月16日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり211銘柄、値下がり10銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。15日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、383ドル高となった。連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小(テーパリング)を加速することが決まり、来年の利上げ見通しについては従来の1回から3回に増えた。ただ、おおむね想定内と受け止められて買い優勢となった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで408円高からスタートすると、朝方には29000円台を回復。その後売りが出て伸び悩む場面もあったが、引けにかけて強含み、この日の高値圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比606.60円高の29066.32円となった。終値で29000円台に乗せるのは11月25日以来。東証1部の売買高は10億5352万株、売買代金は2兆6517億円だった。業種別では、海運業、精密機器、鉱業が上昇率上位で、その他も全般堅調。パルプ・紙のみ小幅に下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は19%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約70円押し上げた。同2位は東エレクとなり、アドバンテ、テルモ、ダイキン、ファナック、NTTデータなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは新生銀となり1銘柄で日経平均を約0.54円押し下げた。同2位は三井化学となり、東建物、第一生命HD、大平金、王子HD、日本紙などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 29066.32(+606.60)
値上がり銘柄数 211(寄与度+607.61)
値下がり銘柄数 10(寄与度-1.01)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 68970 2010 +70.84
東エレク 63280 1910 +67.32
アドバンテ 10590 540 +38.06
テルモ 4822 174 +24.53
ダイキン 27000 650 +22.91
ファナック 24725 565 +19.91
NTTデータ 2446 81 +14.27
TDK 4685 135 +14.27
キッコーマン 9370 390 +13.75
信越化 20110 385 +13.57
オリンパス 2547.5 93 +13.11
KDDI 3421 61 +12.90
デンソー 9331 314 +11.07
日産化学 6770 310 +10.93
京セラ 7382 149 +10.50
日東電 8890 290 +10.22
キヤノン 2843 174 +9.20
第一三共 2899.5 84.5 +8.93
富士フイルム 8768 253 +8.92
オムロン 11990 250 +8.81
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
新生銀 2000 -154 -0.54
三井化学 3185 -20 -0.14
東建物 1673 -5 -0.09
第一生命HD 2450 -19 -0.07
大平金 2072 -16 -0.06
王子HD 553 -1 -0.04
日本紙 1105 -8 -0.03
日本郵政 895.1 -0.7 -0.02
太平洋セメ 2365 -4 -0.01
トクヤマ 1851 -1 -0.01