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日経平均は3日ぶり反発、自律反発期待の買い先行、米休場前に上値重く

日経平均は3日ぶり反発。14日の米国市場でNYダウは続落し、201ドル安となった。12月小売売上高の予想下振れや金融大手の決算が嫌気された。一方、半導体関連を中心としたハイテク株には押し目買いが入り、ナスダック総合指数は反発。13~14日の2日間で640円あまり下落していた日経平均も、週明けの本日は自律反発期待の買いが先行して208円高からスタートした。前場には28449.99円(前週末比325.71円高)まで上昇する場面もあったが、今晩の米国市場が休場とあって上値追いの動きは限られた。

大引けの日経平均は前週末比209.24円高の28333.52円となった。東証1部の売買高は9億9587万株、売買代金は2兆3178億円だった。業種別では、鉱業、ゴム製品、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、鉄鋼、海運業、保険業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の44%、対して値下がり銘柄は51%となった。

個別では、ソフトバンクG、トヨタ自、三菱UFJ、ファーストリテ、東エレクなどがしっかり。NY原油先物相場が大幅反発したことを受け、INPEXなどの関連銘柄が買われた。クリレスHDは決算が好感され、ベイカレントやSHIFTは商いを伴って急伸。また、株式分割の実施を発表したOATアグリオや前述のベイカレントが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのレーザーテックは3日続落し、郵船や商船三井といった海運株もさえない。スノーピークは12月度売上の増収率鈍化を受けてストップ安。今期大幅減益見通しのフィルカンパニーや四半期報告書の提出遅延見込みを発表したグレイスは売り気配のままストップ安比例配分となった。

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