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NY為替:米大幅利上げ観測後退でドル買い縮小

16 日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円78銭まで上昇後、115円36銭まで下落し、115円43銭で引けた。米1月小売売上高がプラスに改善し、昨年3月来で最大の伸びとなったためドル買いが強まった。その後、ブリンケン国務長官やNATO事務総長がロシア軍の撤収を確認できず、むしろ増強しているとしたため、ロシアのウクライナ侵攻懸念が再燃しリスク回避の円買いが優勢となった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月25-26日会合分)でメンバーが間もなく利上げが適切になると主張したものの、緊急利上げの必要性や、3月FOMCでの50ベーシスポイントの利上げに必要性を示唆する文言がなく、長期金利は伸び悩んだことから、ドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1353ドルまで下落後、1.1396ドルまで上昇し、1.1382ドルで引けた。ユーロ・円は131円58銭から131円11銭まで下落。ポンド・ドルは1.3542ドルから1.3601ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9257フランから0.9207フランまで下落した。

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