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NY株式:NYダウ464ドル安、ロシア、ウクライナ緊張が存続

米国株式市場は続落。ダウ平均は464.85ドル安の33131.76ドル、ナスダックは344.03ポイント安の13037.49で取引を終了した。良好な企業決算を好感した買いや、欧米の対ロ制裁がそれほど厳しいものではなく、さらに、ロシア、ウクライナ対立が地域的なリスクにとどまるとの見方も支援し、寄り付き後、上昇。その後、政府がウクライナに48時間内のロシアによる本格侵攻を警告したと報じられ、さらに、ウクライナが全土非常事態宣言を発令する計画が明らかになると、警戒感を受けた売りが再燃。引けにかけて、下げ幅を拡大した。セクター別ではエネルギーが上昇した一方、自動車・自動車部品、小売りが下落。

ホームセンターを運営するロウズ(LOW)は四半期決算で、内容が予想を上回ったほか、楽観的な通期見通しが好感され、上昇。また、ネットワーク用セキュリティーソリューションプロバイダーのパロアルトネットワークス(PAW)は決算で1株利益や見通しが予想を上回ったため、買われた。自動車用排気・走行制御メーカーのテネコオートモティブ(TEN)は投資会社のアプロファンドが同社に提示した買収案で合意したと発表し、大幅高。カジノ運営のシーザースエンターテインメントは(CZR)はスポーツ関連の賭けへの広告費を大幅削減する計画が好感され、上昇した。一方、台所収納用品を手掛けるタッパウェアブランズ(TUP)は四半期決算で内容が予想を下回り下落。また、衣料小売りのTJマックス(TJX)は四半期決算でオミクロン変異株による店舗閉鎖やサプライチェーンの混乱により利益が圧迫されたとしたほか、利益率の低下を警告し売られた。

オンライン旅行サイト運営するブッキング・ホールディングス(BKNG)は取引終了後に第4四半期決算を発表。収入が予想を上回り、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

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