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NY株式:NYダウ596ドル高、ソフトランディング期待

米国株式市場は反発。ダウ平均は596.40ドル高の33891.35ドル、ナスダックは219.56ポイント高の13752.02で取引を終了した。ロシアとウクライナが2回目の停戦協議を計画していることが明らかになったほか、民間雇用動向を示すADP雇用統計の2月分の予想を上回る強い結果を好感し、寄り付き後、上昇。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委員会での半期に一度の証言において、3月連邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスポイントの小幅利上げを支持する姿勢を見せると同時に、ウクライナ戦争を巡る不透明性が強く、注意深く利上げを実施していく方針を示したため、過剰な利上げにより景気が損傷するとの警戒感が後退。さらに、ソフトランディングが可能と自信を示したため安心感が強まり終日堅調に推移した。セクター別では、半導体・同製造装置、運輸が上昇。

フィンテックのソーファイ(SOFI)は四半期決算で損失が予想ほど拡大せず、さらに、メンバー数が過去最高に達したほか強い見通しが好感され、上昇。企業向けソフトウェアの開発に従事するセールスフォース(CRM)も決算で内容が予想を上回ったほか、楽観的な見通しを発表し、買われた。自動車メーカーのフォード(F)は従来の事業と、電気自動車事業を分割する計画を発表し、上昇。

クラウドデータプラットフォームを提供するスノーフレーク(SNOW)は取引き終了後に、決算を発表。収益率の鈍化が警戒され、時間外取引で急落している。

Horiko Capital Management LLC

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