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NY株式:NYダウ201ドル安、FRBの大幅利上げを警戒

米国株式市場は反落。ダウ平均は201.94ドル安の34552.99ドル、ナスダックは55.38ポイント安の13838.46で取引を終了した。ロシア、ウクライナ停戦交渉への期待や値ごろ感からの買いに、寄り付き後、上昇。しかし、中国での旅客機墜落事故を受けたボーイングの下げがダウを押し下げ、下落に転じた。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が全米企業エコノミスト協会(NABE)で講演し、インフレ高進を抑制するため必要とあれば大幅な利上げも辞さないとするタカ派姿勢を再表明したため金利上昇を警戒し、売りに一段と拍車がかかった。セクタ—別ではエネルギーや自動車・自動車部品が上昇した一方で、消費者サービスーが下落。

著名投資家バフェット氏が率いる保険のバークシャー・ハサウェイ(BRK)は不動産と損害の再保険・保険を手掛けるアリゲニー(Y)買収を発表し、両社とも買われた。エネルギー会社のマラソン・オイル(MRO)やオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)は原油高で業績の拡大期待に上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの投資判断引上げで上昇した。一方で、航空機メーカーのボーイング(BA)は、中国東方航空運行のボーイング737型機MU5735便が中国南西部で墜落との報道を受け、下落。また、マーケティングサービス会社のニールセン・ホールディングス(NLSN)は、同社に対する投資会社の買収案を却下したとの報道で下落した。

スポーツ用品ブランドのナイキ(NKE)は取引終了後に第3四半期決算を発表。1株利益が予想を上回り、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

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