8月5日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり147銘柄、値下がり75銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は3日続伸。4日の米株式市場でダウ平均は85ドル安と反落。台湾を包囲した中国軍の軍事演習に関する報道を受け、地政学リスクへの警戒感が重石になった。一方、金利の低下でナスダック総合指数は底堅く推移し、+0.41％と続伸。日経平均は17.14円安からスタートも、寄り付き直後から切り返してプラスに転じると、午前中ごろには28000円を回復。値がさ株やハイテク株が指数をけん引する中、その後も一本調子で上げ幅を広げ、後場に入ってからは28190.04円（257.84円高）まで上昇した。節目の28000円を明確に超えたことで売り方の買い戻しが加速したほか、商品投資顧問（CTA）による追随買いが入ったようだ。ただ、その後は今晩の米7月雇用統計を前に様子見ムードが広がり、高値圏でこう着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比243.67円高の28175.87円となった。東証プライム市場の売買高は12億1246万株、売買代金は2兆8716億円だった。セクターでは鉄鋼、その他製品、食料品が上昇率上位となった一方、石油・石炭、鉱業、銀行が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の74％、対して値下がり銘柄は23％となった。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約46円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、キッコーマン、アドバンテ、KDDI、ネクソン、ファナックがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはテルモとなり1銘柄で日経平均を約10円押し下げた。同2位はオリンパスとなり、コナミG、バンナムHD、エムスリー、京セラ、ホンダなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28175.87(+243.67)
値上がり銘柄数 147(寄与度+311.98)
値下がり銘柄数 75(寄与度-68.31)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 48860 1320 +46.39
ファーストリテ 83600 1090 +38.31
キッコマン 8620 730 +25.65
アドバンテス 8700 260 +18.27
KDDI 4213 66 +13.92
ネクソン 3135 135 +9.49
ファナック 22910 255 +8.96
中外薬 3770 73 +7.70
ソニーG 11685 205 +7.20
リクルートHD 5070 64 +6.75
任天堂 58720 1790 +6.29
第一三共 3464 57 +6.01
トヨタ自 2123 31.5 +5.54
花王 5882 156 +5.48
デンソー 7619 143 +5.03
キーエンス 55920 1120 +3.94
エプソン 2107 55 +3.87
セコム 8880 107 +3.76
ダイキン工 24010 105 +3.69
アステラス薬 2020 20.5 +3.60
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
テルモ 4420 -78 -10.96
オリンパス 2692 -76.5 -10.75
コナミG 7200 -290 -10.19
バンナムHD 9629 -205 -7.20
エムスリー 4729 -44 -3.71
京セラ 7484 -36 -2.53
ホンダ 3371 -34 -2.39
日産化 6680 -60 -2.11
ヤマハ 5470 -50 -1.76
信越化 17260 -40 -1.41
住友不 3545 -34 -1.19
スズキ 4321 -34 -1.19
トレンド 7660 -30 -1.05
大成建 3985 -135 -0.95
日揮HD 1585 -24 -0.84
デンカ 3350 -100 -0.70
塩野義薬 6755 -19 -0.67
ヤマハ発 2577 -14 -0.49
東海カーボ 1052 -14 -0.49
カシオ計 1373 -13 -0.46