4日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり46銘柄、値下がり175銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は大幅続落。国内が祝日だった間、2、3日の米株式市場でダウ平均は505.44ドル安、146.51ドル安と4日続落。連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り4会合連続での0.75ptの利上げが決定された。また、想定通り今後の利上げペース減速を示唆する文章も声明文に盛り込まれた。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は記者会見で「利上げ停止の検討は時期尚早」などとタカ派的なコメントを多く発した。金利の一段の上昇は避けられないとの見方からハイテク株を中心に売りが膨らんだ。ナスダック総合指数も−3.36%、−1.72%と大幅に4日続落。
米国株の大幅続落を嫌気し、祝日明けの日経平均は291.5円安からスタート。朝方から売りが先行し、前場中ごろには27032.02円(631.37円安)まで下げ幅を広げた。一方、今晩の米10月雇用統計を見極めたいとの思惑もあり、心理的な節目の27000円手前からは買い戻しが入り、その後は下げ渋る展開。「ゼロコロナ」政策の緩和を巡る憶測からアジア市況が大幅高となっていることも投資家心理を下支えし、後場はやや下げ幅を縮める展開だった。
大引けの日経平均は前日比463.65円安の27199.74円となった。東証プライム市場の売買高は16億3916万株、売買代金は3兆7036億円だった。セクターではガラス・土石、水産・農林、精密機器が下落率上位となった一方、空運、非鉄金属、卸売が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の78%、対して値上がり銘柄は19%だった。
値下がり寄与トップはKDDIとなり1銘柄で日経平均を約36円押し下げた。同2位はエムスリーとなり、東エレク、ソフトバンクG、テルモ、オリンパス、京セラなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは住友商事となり1銘柄で日経平均を約2円押し上げた。同2位はコナミGとなり、三井物産、豊田通商、コニカミノルタ、三菱商事、日東電工などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27199.74(-463.65)
値上がり銘柄数 46(寄与度+18.77)
値下がり銘柄数 175(寄与度-482.42)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
住友商 2077.5 84.5 +2.89
コナミG 6730 80 +2.74
三井物産 3629 50 +1.71
豊田通商 5090 50 +1.71
コニカミノルタ 504 41 +1.40
三菱商事 4309 40 +1.37
日東電 7840 40 +1.37
三菱重 5369 227 +0.78
リコー 1123 16 +0.55
SUBARU 2528 10.5 +0.36
日揮HD 1888 10 +0.34
三菱自 616 94 +0.32
しずおかFG 956 9 +0.31
大和ハウス 3016 8 +0.27
IHI 3430 70 +0.24
三菱電 1310 6.5 +0.22
伊藤忠 4019 6 +0.21
日立 6996 27 +0.18
NTN 299 5 +0.17
安川電 4110 5 +0.17
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 4255 -180 -36.98
エムスリー 4016 -399 -32.79
東エレク 37950 -920 -31.50
ソフトバンクG 6557 -148 -30.41
テルモ 4242 -194 -26.57
オリンパス 2990.5 -108.5 -14.86
京セラ 6649 -188 -12.88
アドバンテス 7580 -180 -12.33
ファーストリテ 82600 -350 -11.99
第一三共 4646 -97 -9.96
キッコマン 7920 -280 -9.59
ヤマハ 5320 -280 -9.59
ダイキン工 22445 -270 -9.25
中外薬 3342 -88 -9.04
TDK 4850 -75 -7.70
資生堂 4909 -221 -7.57
リクルートHD 4503 -73 -7.50
キーエンス 55900 -2180 -7.46
セコム 8190 -201 -6.88
トレンド 7120 -200 -6.85